VCFメスタージャのDFマルク・フェリス(24)が半年間残っていたクラブとの契約を解除し、RFEF2部リーグのCDテルエルと契約しました。

マルク・フェリスは2007年に10歳でバレンシアに入団、2012年に一度クラブを離れウラカンに移籍しましたが、ウラカンでの活躍が認められて2015年にバレンシアに復帰しました。彼のバレンシアでのキャリアを変えてしまったのが、ピッチーニ同様に膝のケガでした。VCFメスタージャでのレギュラーを奪取した直後の2017年9月に右ヒザの前十字靭帯を負傷、翌2018年9月にも同じ箇所を負傷し、約2年まともにプレーできませんでした。

2019年夏、二度の前十字靭帯断裂を克服してピッチに戻ってきたマルクは、チームのキャプテンとして2年遅れでのトップ昇格を目指してプレーを再開しましたが、それから4か月後の2019年12月に今度は逆のヒザの前十字靭帯を断裂し、またリハビリに戻ることになりました。2020年11月、約1年の期間を経て復帰したマルクでしたが、たびたびヒザの不調を訴え、継続して出場することができていませんでした。

マルクは今回の移籍に当たり、テルエルでのメディカルチェックは問題なくパスしたものの、2日間練習に参加した段階でヒザの問題を感じたそうで、正直にテルエルの会長と監督にそのことを伝えて契約解除を申し出たようです。

マルクから連絡を受けたテルエルは「マルクと彼の代理人の誠実さに感謝したい。彼はわずか2日間で高いプロ意識を見せてくれた。我々は彼の選手としての力を信じており、彼が完全な回復を遂げ、再びサッカーを楽しめることを願っている」と彼の行動を評価し、彼との契約を破棄しない意向を公式表明しました。

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マルク・フェリス (プロフィール)