エルチェ戦の当日にボルダラス監督とアルデレーテにCOVID-19陽性反応が出たため、2人とも試合を欠場することになりました。ボルダラス監督の代わりにこの試合の指揮を執った第2監督のパトリ・モレーノは、試合後の公式会見で「正当で妥当な勝利を手にした」と語りました。

──COVID-19陽性反応者が2人出ましたが、彼らの状況とチーム状況はいかがでしょうか？
「監督とオマール（・アルデレーテ）は症状も出ておらず、良い状態にあります。彼らはルーチンで行っている検査で陽性反応が出ました。検査を受けた他の者たちは陰性と出ており、これ以上陽性者を出さないようにする必要があります。私たちはまだプロトコルについて詳しくありませんが、チームの医療スタッフが何をすべきかを教えてくれると思います」

──今日の試合を評価してください。
「誇らしく思いますし、満足しています。私たちはエルチェをカバーし、直線的なプレーで試合を支配しながら始めました。多くのチャンスがあり、その中で先制点を得ました。その後もリードを広げるためのチャンスがあったと思います。後半も良いスタートを切りましたが、エルチェがこちらのフィールドに人を集め始めたことで、徐々に苦しくなってきました。セットプレーから一度は同点に追いつかれましたが、私たちはその後も精神的な強さを発揮し、最終的に正当で妥当な勝利を手にしました」

──ピッチーニが決勝点を決めました。チーム全員で喜ぶ姿が印象的でした。
「私たち全員にとって大きな喜びです。サッカーの世界における最悪なことが負傷であることは皆さんも理解していると思います。彼はその不運を乗り越えて先週久しぶりのスタメン出場をし、素晴らしいレベルのプレーを披露しました。そして今日も前節同様の素晴らしい試合をしました」

──ボルダラス監督とはどのタイミングでコンタクトをとったのでしょうか？
「監督とは常に連絡を取り合っています。今回も検査結果が出て彼がチームを離れなければならなくなった瞬間から連絡を取り合っていました。陽性反応が出ていますので、彼は自宅からいろいろなことを私たちに伝えなくてはなりませんでした。彼はチームのリーダーです。できるだけ早く良い検査結果が出て、ルーチンに戻れることを願っています」

──ボルダラス監督からは試合についてどんな指示はありましたか？
「今日の試合については他の試合と同様に、勇敢で力強いチームをピッチに送り出したいという注文がありました。スタメン選択と選手交代も監督の指示によるものです」

──7位に浮上し、欧州カップ戦出場圏内が見えてきました。今季のバレンシアは何位まで目指せるでしょうか？
「私たちは野心的であり、チームは毎日もっとタフに働かなくてはなりません。ここには素晴らしいチームがあり、可能な限り最高のパフォーマンスを引き出す必要があります。毎日改善を繰り返していますし、限界というのは私たちが設定すべきものではありません。順位について私たちは考えていません。何位でシーズンを終えるかを考えるのは時期尚早です。私たちは1試合1試合進まなくてはなりません」

──次節は2021年最後の試合で、レバンテとのダービーマッチになります。ただ今日も負傷者が出てしまいました。
「その試合のことだけを考え、その試合に相応しい競争力のある11人を選択します。けが人や出場停止などの問題は避けられるものではありません。ラトとは既に話しましたが、彼はそんなに深刻な怪我ではないと言っていました。ハムストリングの不快感ですが、大きな怪我ではないことを願っています」

──ガブリエウ・パウリスタとアルデレーテが不在の中、今日はディアカビが力強いパフォーマンスを見せました。
「私たちがバレンシアに来てからみている彼は、非常に受容的な選手であり、改善のために毎日タフに働いています。その成果はピッチの上でも表れていると思いますし、引き続きこのような仕事を続けてもらいたいと思います」