ボルダラス監督のウトリージャス戦前日会見(2021/12/1)
国王杯1回戦:ウトリージャス戦を控え、ボルダラス監督が前日会見に出席しました。明日の試合の一番の心配について「チームが本来のプレーをできないこと」と答えています。
──国王杯の重要性についてどのように考えていますか?
「私自身は非常に重要視していますし、とても好きな大会です。チームは近年このタイトルを勝ち取りました。私たちは可能な限り上に行きたいと思っています」
──セルタ戦に向けて何人かの選手を休ませる予定はあるのでしょうか?
「数人の選手は休息することになるでしょう。明日の試合でも日曜のビーゴの試合でも問題が発生しないようにチームのバランスを取る必要があります」
──国王杯のようなローテーションが想定される試合は、出場機会の少なかった選手たちにとってアピールの場になりますか?
「私は常に選手たちに全ての試合、1試合1試合がチャンスであると言っています。明日は最大限の敬意を払うべき相手と対戦します。チームに問題が発生しないよう最高レベルの試合をしなければなりません。人工芝で少し小さめのスタジアムになりますが、私たちが優れていることを証明するためにも適応しなければなりません」
──GKのスタメンを誰にするかは決めていますか?多すぎる選択肢から1人を選ぶのは面倒でしょうか?
「面倒なことはありません。私は監督であり全ての決断を下します。明日はリーガで定期的にプレーしていないGKがプレーする予定です。リベロ、ジャウメ、ママルダシュヴィリには同じだけのチャンスがあり、誰がプレーするかは明日決定します。3人とも非常によく働いており、3人の誰を選んでも全員が良い仕事をしてくれることを信頼しています」
──明日の試合で最も心配していることは何でしょうか?
「最も心配していることは、私たちのチームが最高レベルの試合を披露できないことです。カップ戦の長い歴史の中で私たちは、より上のリーグのチームが苦しむ多くのサプライズを見てきました。ウトリージャスのクラブと選手たちに明日の試合が想像を絶する歴史的なことであることを理解しなければなりません。彼らにとってこの試合は人生の試合であり、そのことはモチベーションに大きな影響を与えるでしょう。私たちは非常に注意深く試合に入らなければなりません。それが出来れば私たちは質の高いチームであることを証明でき、勝つ可能性は高くなると思います。ただ、最大限の関心を持ってこの試合に臨まなければなりません。悪天候の予報も出ていますがそれについてはあまり心配していません」
──冬の移籍市場が近づいてきましたが、退団を希望する選手はいますか?またどのポジションの補強を求めますか?
「バレンシアを去りたいと言っている選手は一人もいません。主役的な役割を果たしたいと考えている選手はいるでしょう。明確なことは私たちが明確なチームのニーズを明らかにしていることです」
──そのチームのニーズについて、少しでも教えていただくことはできますか?
「大変申し訳ないですが、その内容は詳しくは応えられません。これはスポーツディレクターとクラブ内で行っているミーティングの内容になります。数人の選手たちが私たちを助けに来てくれるように調整を続けていますが、それ以上の情報は提供できません」
──セサル・タレガは明日の試合のオプションとなるでしょうか?国王杯はイランソ、ファク・ゴンサレスのような若い選手たちを連れて行く絶好の機会でしょうか?
「タレガ、イランソ、ファク・ゴンサレス...予想は意見として伺います。私はクリスティアン・モスケラを評価していますが、彼は負傷のため起用できません。タレガは既にリーガで私たちと一緒に遠征に参加しており、デビューする可能性もありました。イランソも私たちと一緒に練習しており、遠征メンバーに入る可能性があります」
──第19節:エスパニョール戦を大晦日に行うことについて
「クリスマス休暇の日数がバレンシアが最も少ないという分析をメディアで目にしました。私たちに負担を強いるこの日程は公平ではないように思いますし、変更されるであろうと信じています。昨日アニル(・マーシー会長)と話し、日程変更をリーガに求めることを決めました。試合の準備日数に極端に差が出るのは公平とは言えません」
※クリスマス直前の第18節(12/17~20)とクリスマス明けの第19節(12/31~1/3)の間の休暇が、他のクラブは13日(6クラブ)、14日(10クラブ)、15日(3クラブ)あるのに、バレンシアは10日しかない。