レアル・ソシエダ戦を終えてボルダラス監督のコメント(2021/11/21)
勝てなかったもののクリーンシートで試合を終えたこともあり、課題に挙げていた失点を止めるという点についてボルダラス監督は「満足している」とコメントしました。
──今日の試合を評価してください。
「結果以上に、信じられないほどの可能性を秘めたチームを見られたことに満足しています。非常に高いリズムと攻撃力を持つ相手に守備面で素晴らしすぎるくらいの仕事をしました。ラ・レアルはどんな相手にも困難な場面を作り出すことのできるチームですが、私たちはそれらを最小限にとどめることが出来ました。良い働きを見せてくれた選手たちを労いたいと思います」
──今日のバレンシアの戦い方があなたがもっとも望んだチームの形に近いものでしょうか?
「他のテーマではなく、相手に攻撃のオプションを与えない、というテーマについて私は話しています。前回の試合でも多くの失点をしたため、より一貫性を保って守備面を改善する必要があった、という事情を考慮せずに話すわけにはいきません。私たちはここまで20失点していますが、これはとんでもないことであり、この出血をなんとしても止めなければなりませんでした。そして今日は失点しなかっただけではなく、後半にほとんどチャンスを作らせませんでした」
──あなたは今日のような90分間集中を切らさない試合を求めていました。
「その通りです。最終的にチームは勝利を目指しましたし、勝てた試合だったと思います。マキシの決定機、カルロス・ソレールのFK...そしてチームは勝点1を得ました。私たちは最後の数分間で相手のゴールに限りなく近づいたので、勝てなかったことは残念でした。それでも、驚異的な相手に渡り合った今日の方向性で仕事を続けていくつもりです。今日見せたような一貫性は、試合に勝つために不可欠なものです。攻撃の面では創造性が不足しましたが、ラ・レアルがボールを失った後に非常に良いプレッシャーをかけてきたため、それ以上の成果を得ることが難しかったです」
──ユヌス・ムサがPKを要求したプレーを見ましたか?
「私は見ていません」
──勝てなかったことで、あなたが怒っているように見えます。
「怒ってはいませんし、満足しています。しかし私は勝つことが好きです。そして勝てなかった時は心から幸せな気持ちにはなれません。ただ、今日のチームの仕事には満足しています」
──ティエリーが怪我の治療のため外部医師の下に行ったと聞きました。これはクラブにとって例外の措置ですか?
「はい、ティエリーの怪我はクラブ外部で扱うべきテーマになりました。彼自身が母国の信頼できる医者の診察を受けていますが、これは特別なケースであり、私たちはクラブの医療スタッフに完全な信頼を置いています」