Jリーグ、徳島ヴォルティス所属の鈴木輪太朗（ワディ）イブラヒーム(18)を2年間のレンタル移籍で獲得したことが公式発表されました。50万ユーロでの買取オプション付きで、フベニールAの登録となります。

ワディは神奈川県出身の長身ストライカーで、ガーナ人の父と日本人の母を持ちます。日大藤沢高校卒業を控えた今年1月に徳島ヴォルティスに入団、3月にプロデビューを果たしていました。過去にはU-16日本代表に選ばれたこともあるようです。

彼が加入する今季のフベニールAは、昨季VCFフェメニーノを率いたホセ・バルゲスが監督を務めます。システムは両サイドハーフに攻撃的な選手を配置した4-2-3-1(4-3-3)がメインとなりますが、状況や対戦相手に応じてトップチームと同様に4-4-2を採用することもあるでしょう。

FW陣には昨季もフベニールAでプレーしたアンドレス・ガルシア(18)とダリオ・セラ(18)に加え、昨季フベニールBでリーグ得点王に輝いたマリオ・ドミンゲス(17)とフベニールBでチーム2位のゴール数を記録したトマス・イングレス(17)が昇格してきます。彼らとのポジション争いとなりますが、4人のいずれもワディのような長身タイプではないこともあり、彼らと共存することも可能でしょう。