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ボルダラス監督の就任会見

昨日、ボルダラス監督の就任が発表されました。このアリカンテ出身の監督は、昨日のうちにオフィスで契約書にサインをし、メスタージャでの就任会見も行いました。

ボルダラス監督の就任会見

エル・デスマルケによると、ボルダラス監督のバレンシアでの初日は以下の時系列の通りとなりました。

10:30 アニル・マーシー会長とボルダラスの代理人がクラブのオフィスに入り、監督就任の合意を確認しました。
11:35 ボルダラスが契約にサインするためにクラブのオフィスに入りました。
12:24 クラブがボルダラス新監督就任を公式発表しました。
12:27 クラブのオフィスを出てメスタージャに向かいました。
12:52 ボルダラス監督がメスタージャのプレスルームに入りました。
13:05 バレンシアの監督としての就任会見、初めて公の場に姿を見せました。

以下、就任会見の内容です。

ホセ・ボルダラス監督
「私を信頼してくれたアニル・マーシー会長、ミゲル・アンヘル・コロナ(技術秘書)に感謝しています。心から真剣にこの機会を活用したいと思います。まずは現状を分析し、チームのニーズを理解し、可能な限り競争力を持つために必要なものを確認しなければなりません。また、バレンシアにクラブのアイデンティティを取り戻したいと考えています。目標は、ファンが希望をもってメスタージャに来て、チームに満足できるようにすることです」

アニル・マーシー会長
「ホセ・ボルダラスは競争力という価値観を植えつけ、チームを最高のレベルに押し上げることができる有能な人物です。クラブは全ての面で彼をサポートします。同時に、私たちは昨夏と同様の経済的な問題に直面します。現実的な問題として受け止め、共に解決策を探していきたいと考えています。そして競争力のあるチームを創り上げ、ファンが誇りに思うことが出来るように、ボルダラスと協力し同意を得ながら仕事をしていくつもりです。ホセ、私たちのファンはあなたがここに居ることを嬉しく思います。あなたの家にようこそ。メスタージャに、バレンシアにようこそ」

以下、ボルダラス監督の記者との一問一答となります。

──バレンシアでの目標を教えてください。
「ファンがメスタージャに満足すること、チームに満足すること。そして、全力を尽くして戦う競争力のあるチームを創ることです。全てにおいて時間が必要です。アイデンティティを取り戻すのが早ければ早いほどチームの競争力は高まり、ファンに喜びをもたらす機会も早くなります」

──会長が経済的な問題に直面すると言いました。選手の放出が続いた場合に辞任を申し出る可能性はありますか?
「辞任するつもりはありません。私はバレンシアが競争力を持ち、クラブに相応しい場所に戻り、全てのクラブと争えるようにしたいと思っています。クラブが選手を売る必要がある場合、絶対的にそうしなければならないでしょう。私たちは野心をもってこのクラブに来てくれる選手たちと共に働き、バレンシアがリーガでの地位を取り戻すことを目指しています」

──クラブはあなたに補強を約束していますか?バレンシアは13位以上を目指せるチームがあると思いますか?
「私はここに来たばかりです。通常、過去について話すことはありません。加えて皆さんはとても悲観的に見えます。私はそうは感じていません。バレンシアを良くしようとしており、それが出来ると信じています。この大きな挑戦を私は受け入れたのです。私たちはポジティブに考え、団結する必要があります。チームは今季より改善することに疑いの余地はありません。私は会長とコロナにいくつかのポジションで選手を連れてくる必要があると話しました。私は世界中の希望をもってここに来ました。ここには非常に有能な人たちが居て、多くの希望があることも感じました。誰かをがっかりさせるためにここに来たわけではありません。今、私は一日一日のことを考えており、試合に勝つチームを作ることに100%の力を注ぎます。バレンシアがその長い歴史の中で培ってきたアイデンティティを、一緒に取り戻しましょう」

──バレンシアの監督になることはあなたにとってどんな意味がありますか?ヨーロッパカップ戦について考えることが出来ますか?
「私にとってこの仕事は挑戦です。ヘタフェに5年間いましたが、バレンシアでの仕事は新たな挑戦になります。目標は日々設定されることになるでしょうし、私たちがアイデンティティを取り戻せばファンも誇りに感じてくれることでしょう。バレンシアのファンは信じられないほどの強さを持っています。メスタージャが長い間そうであったような難攻不落のスタジアムになるように、チームとファンの"デュオ"を作る必要があります。私たちは基礎から取り組み始め、チームが私を信じてくれるようにしなければなりません。私の要求は非常に大きなものになると思います。私が"あなたの美徳は"と尋ねられたら、私が自分自身にも選手たちにも要求が大きい人間であるということになります」

──あなたはプロの監督として今、自分がどんなタイミングにいると思いますか?そしてどんなタイミングでバレンシアを率いることになったと思いますか?
「プロの監督としての経験も積んだ今、個人的に非常に良いタイミングでここに来たと思っています。バレンシアを率いることは大きな挑戦であり、良くないシーズンを過ごしたことで私に声がかかりました。クラブはアイデンティティとリーガでのステータスを取り戻すために私をここに連れてきました。ファンとチームが一緒に居れば、美しく重要なものを成し遂げられることを私は知っています。うまくいけば、多くの人が希望をもってチームに会いに戻ってくることでしょう」

──バレンシアとの交渉の途中のどこかで、クラブの状況についてハビ・グラシアと話したことはありますか?
「ハビ・グラシアとは話していません。クラブの現状を最もよく理解している会長とコロナと話しました。彼らとの会話の中で興味を持ち、私たちはこの挑戦を喜んで受け入れました」

──既に選手たちと話しましたか?
「このプレゼンテーションが行われるのを待っていました。シーズンが終わって選手たちは休暇に入りましたが、できるだけ早く選手たちに監督就任の挨拶をし、少し話したいと思っています。そうすることで私たちは仕事を始めることが出来ます。サッカーの世界が止まることはありませんし、物事は早く始めた方が良いですからね」

──移籍不可選手のリストをクラブに提出しましたか?
「その時間はありませんでした。加えて、監督には選手を放出できるかできないかについてを決める権限はありません。それを行えるのはクラブですし、私たちはクラブが提供するものに沿って仕事をします」

──近年のあなたは、バレンシアとの関係が緊張状態であったと思います。今はどうでしょうか?
「特に国王杯でのことを指しているのだと思いますが、これまで私は前の所属クラブであるヘタフェの利益を考えて働いてきました。あの試合は非常に美しく、多くの情熱を生み出しました。あれから時間が経った今、その試合について考えることはありません。そして今日から私はバレンシアの監督としてバレンシアの利益を守ることを考えています。ヘタフェと対戦した時、勝ってほしいと思うのはバレンシアです」

──ピーター・リムとは話しましたか?
「彼とは話をしていませんが、現時点でそれが重要なことだとは思いません。私はアニルと話し、彼がリムと連絡を取り合い、彼らがボルダラスが監督になるべきだと決断した、それで充分と考えます。ただ、いずれ会って話すことは間違いないでしょう」

──コーチングスタッフはどうなるでしょうか。
「パトリック、私のアシスタントであり、フィジカルコーチでもあります。近いうちにご紹介します」

──ボルダラスのバレンシアはどのようになるでしょうか?
「全てのファンがバレンシアのDNAが何であるかを知っています。私はアリカンテ出身であり、子供の頃はバレンシアのファンで、他のチームとは異なるDNAがバレンシアにあることを感じてきました。私はバレンシアが歴史的に持っていなかったものを植え付けるために来たわけではありません。元々持っていたDNAを回復するためにここに来ました」

──これまで、あなたは選手たちにどのように接してきましたか?
「私は選手たちと非常に近い関係を保ちます。プレー機会のない選手はいつでも満足していないからであり、これも私の美徳の一つです。私の目標は選手たちがどんどん良くなることであり、これまでもそうしてきました。このチームには大きな可能性があります。おそらく今季の彼らは最高のレベルに無かったと思いますが、私は彼らがそのレベルを取り戻すことを確信しています」

──このチームはあなたが望んでいることを達成することが出来ますか?
「その点について何の疑いも持っていません。このチームには若い選手もベテランの選手もいます。チームのレベルを上げる選手を獲得し、私たちは競争力のあるバレンシアを創ります。安心してください」

──ボルダラスのバレンシアはどのようなプレースタイルになるでしょうか?
「私は特定のスタイルに固執しません。それぞれの選手たちから最高のパフォーマンスを引き出し、適応させるためにあらゆる可能性を否定しません。私のアイデアは、野心があり、試合に勝ち、重要な目標を目指せるチームにするということです。私たちはチームの弱点について考えるのではなく、チームの美徳について考えています」

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