ハビ・グラシア監督解任、後任は再びボロに
クラブはハビ・グラシア監督の解任を公式発表しました。後任は、再びチームマネージャーのボロが暫定的に就任するとのことで、契約期間は今季の全日程終了時までとなります。
バルセロナに敗れた翌日、パテルナ練習場でアニル・マーシー会長とミゲル・アンヘル・コロナ技術秘書は、練習前の時間にハビ・グラシア監督、ボロを呼び出しました。そこでミーティングが行われ、グラシア監督に直近6試合で勝点3しか得られていないことを理由に解任が告げられました。その場でピーター・リムにも連絡され、このシンガポール人オーナーの許可も即座に得られました。
クラブが、このタイミングで解任を決断したのは多くの人たちにとって想定外のことでした。というのも、ここで解任することでグラシア監督に支払うべき違約金が発生するためです。そしてクラブは違約金を支払うことを望んでいませんでした。今回の違約金は50万ユーロ程度とみられています。
これで2019年9月以降、クラブは、解任した監督・コーチングスタッフへの違約金の支払いで1200万ユーロを支払っていることになるようです。
グラシア監督のメッセージ
「違う形でお別れを言いたかったのですが、バレンシアに別れを告げるときが来ました。バレンシアにはいつでも、敬意と将来の支援を持ち続けるでしょう。
チームを取り巻く状況が、スタッフや選手にとって安定した仕事をするうえで理想的なものではなかったことを隠すことはできません。それにもかかわらず、チームを取り巻くあらゆる問題の影響を受けることなく、毎日の仕事に取り組もうとするコーチングスタッフと選手たちのプロフェッショナリズムに、私は最大限の敬意と感謝の気持ちを表したいと思います。
今季は様々な理由に良い非常に難しい年であり、私がバレンシアとの契約にサインした時に話したスポーツ面の目標を達成することが非常に困難になりました。しかし、チームに残る人たちのプロ意識には議論の余地はありません。私は毎日の練習で彼らを見てきて、彼らの努力を誇りに思っていますし、彼らが日々最善を尽くしていることを確信しています。
ファンが入った特別な雰囲気のメスタージャを楽しめなかったことは悲しいです。それでも遠くからサポートしてくれたファンの皆様には感謝していますし、街中でも私たちが前進し続けるための声援を与えてもらいました。
バレンシアの活躍を心から願っていますし、クラブが再び、クラブに相応しい輝きを取り戻せることを願っています。
ありがとう、Amunt Valencia」