イングランド・プレミアリーグのウルヴァーハンプトンから元イタリア代表FWパトリック・クトローネ(23)を半年間のレンタル移籍で獲得しました。買取オプションはついていません。

クトローネはACミランのユース出身の"9番"タイプのストライカーです。イタリアの全ての年代別代表チームでのプレー経験があり、全てのカテゴリーでゴールを量産してきました。ミランのプリマヴェーラに居た2017年5月にヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の手によってセリエAデビュー。正式にトップチームに昇格した翌2017/2018シーズンにはガットゥーゾ監督の下で、初めてのセリエAフルシーズンで28試合出場10ゴールという成績を残し、注目を集めました。そしてその活躍を評価されて、イタリア代表デビューも果たしました。

2019年の夏に4年契約でウルヴァーハンプトンに完全移籍しましたが、その半年後にフィオレンティーナに1年半のレンタル移籍。しかし、レンタル期間が残り半年となった今年の1月にウルヴァーハンプトンに呼び戻されることになりました。レンタル期間を短縮して呼び戻されたことでウルヴスでの活躍を期待されていたはずなのですが、ウルヴス復帰から1ヶ月で今回のバレンシアへのレンタル移籍が発表されました。今季はフィオレンティーナで公式戦13試合(うちリーグ戦11試合)に出場、ウルヴスでは公式戦4試合(うちリーグ戦2試合)に出場し、いずれも無得点に終わっています。

クトローネ
「ここに居られてとても幸せです。新しいチームメイト、監督、スタッフたちと会うことが待ちきれません。もちろん、プレーすることも待ちきれないです」

「最大限ポジティブな成果をクラブにもたらしたいと思っています。チーム、クラブ、バレンシアのファンを助けるために全力を尽くします。できるだけ多くの試合に勝ちたいですね」

「バレンシアは、これまでのクラブの歴史の中で、多くのイタリア人選手が在籍してきました。彼らは僕のお手本です。彼らがこのクラブで良い貢献をしたのと同様に、僕もベストを尽くします」

「バレンシアのファンの皆さんに挨拶できることを嬉しく思っています。本当に楽しみです。多くのゴールを決めたいと思っています」