移籍期間の終了する数日前、VCFメスタージャのオスカル・フェルナンデス監督は2人のアルゼンチン人DFをチームに加えました。

1人目はレガネス所属の元アルゼンチンU-19代表DFファクンド・ガルシア(20)。1年間のレンタル移籍で獲得しました。VCFメスタージャ登録で、300万ユーロでの買い取りオプション付きです。

"ファク"の愛称で呼ばれるこのアルゼンチン人選手は、センターバックを本職とするEUパスポートを持たないプレーヤーです。2017/18シーズンにアルゼンチンリーグのオリンポでプロデビューし、U-19代表に選ばれた直後の2018年夏にレガネスに5年契約で加入しました。レガネスに加入してからの2年間はキプロス1部リーグのAEKラルナカにレンタル移籍し、公式戦45試合に出場しています。

スペインに戻ってきた今夏、レガネスのペジェグリーノ監督は彼を戦力としてチームに残すことを望んでいましたが、レガネスには既にEU圏外選手が3人いたため残ることができませんでした。このことは、彼が自身のパフォーマンスや日々の振る舞いが理由でレガネスに居られなくなったわけではないことの証明となります。

2人目は、数週間前にバレンシアにやってきて、入団テストを受けていたケビン・シビジェ(22)です。

シビジェはリーベルプレート・アカデミー出身のセンターバックの選手です。2017/18シーズンにリーベルプレートのBチームに昇格、同シーズンにトップチームデビューも果たしました。リーベルBで3シーズン過ごした今夏、契約満了でクラブを退団して新しいチームを探していました。

そして、9月下旬からバレンシアの練習に参加。月末に行われたオサスナBとの練習試合でバレンシアのシャツを着て初めての実戦をこなし、見事完封したことで評価を上げ、クラブとの1年契約を勝ち取りました。