パレホ退団
コクランの対談発表から数時間後、キャプテンのダニ・パレホ(31)のビジャレアルへの完全移籍も公式発表されました。4年契約で、バレンシアとの契約が2年残っていたにもかかわらず移籍金は発生せず、最大200万ユーロのインセンティブが付くのみです。
メリトン・ホールディングスの「ブラックリスト」に名を連ねていたパレホについては、コクランとのセット販売でビジャレアルとの間で交渉が進められてきました。
そして、最初に報じられた移籍金の額は2人併せて2000万ユーロというものでした。この金額でも市場価値を踏まえると"バーゲン価格"でしたが、最終的にはコクランが800万(650万という報道も)、パレホがゼロと、2人合わせても1000万ユーロに届かない金額になりました。ビジャレアルからの値下げ交渉があったわけではないのに、自ら収入を減らしたバレンシア。選手の売却による収入が必要とは思えない、理解に苦しむ決断をくだしました。
パレホ本人は現役引退までバレンシアでキャリアを続けることを望んでいましたが、9年間在籍した彼のクラブへの貢献の大きさに相応しくない形でその夢が破れることになりました。
クラブ歴代8位となる公式戦383試合出場。
クラブ歴代28位となる公式戦64ゴール。
クラブ歴代2位となるPKでの29ゴール。
クラブ歴代2位となる直接FKでの13ゴール。
クラブ歴代10位となる58アシスト。
そして、国王杯優勝1回。
在籍9年間、大きな怪我もなく出場を続け、クラブの歴史に名を残したレジェンドが寂しい形でクラブを去ります。
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ダニ・パレホ (プロフィール)