監督就任の公式発表から間もなく、ハビ・グラシア新監督の就任会見が行われました。COVID-19対策で多くのメディアを集めることができないため、バレンシア広報部へのメッセージという形での会見です。

──新たな挑戦の機会を得て
「この美しい街で、この偉大なクラブに居られることができてとても嬉しく思います。今すぐにでも働き始めたいという思いです。今、世界中のすべての人間が衛生と健康が最重要である困難な時期を過ごしています。論理的に、私たちはプロフェッショナルとしてサッカーについて考え、皆さんが前向きになれるような仕事をしたいと思っています。個人的には、バレンシアのようなクラブを指揮できることを誇りに思っています」

──バレンシアで目指すプレースタイル
「そのテーマについてはたくさん話すことができますが、私は実際の成果を最も好みます。チームのパフォーマンス自体がそれを代弁し、私たちが本当になりたいものを証明してくれることを望んでいます。現時点で話せることとしては、アグレッシブで勇敢な、バランスの取れたチームを目指しているということです。私たちは皆、攻撃的なプレーについて話すことが好きですが、実際には、成功は安定したバランスからやってきます。私たちが抱える素晴らしい選手たちと良いグループから、そのバランスを見つけ出したいと思います」

──カンテラの重要性
「チームに存在するタレントは非常に重要です。選手が何歳であるかはそれほど決定的な要素ではありません。若くて良い選手が居たら、論理的に彼らは自分の居場所を得ることになるでしょう。既にこのチームには最高峰のレベルで競争できるレベルの若い選手が居ることを証明しています。必要なことは、彼らのような若者を排出し続け、より多くの経験を積ませ、しっかりと準備が整った若者に出口を与え続ける、ということです」

──ファンへのメッセージ
「私にとって、監督として最も重要なことは現時点で私のことをよく知らない人たちの意見ではなく、自分のことがよく知られた後、そのチームを離れる時のファンの意見です。そのために共に仕事をし、共に楽しみ、共に苦しみたいと思います。ファンの皆さんがチームを誇りに思ってくれること、そしてチームが彼らの象徴となることを確信しています」