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ハビ・グラシア新監督就任

クラブは、2020/2021シーズンのトップチームの監督にハビ・グラシア(50)が就任することを公式発表しました。契約期間は2022年6月までの2年契約です。

ハビ・グラシア新監督就任

ハビ・グラシアはナバーラ州パンプローナ市の出身で、現役時代は守備的MFとしてリェイダ、バジャドリー、レアル・ソシエダ、ビジャレアルなどでプレーしました。2004年の現役引退後にビジャレアルのカンテラで指導者としてのキャリアをスタート。2007年に就任したポンテべドラを初めとして、これまでに13年間でスペイン国内外の10のプロクラブを率いています。2018/2019シーズンにはワトフォードの監督として、チームをクラブ史上初のFAカップ決勝に導きました。自身もイングランド・プレミアリーグの月間最優秀監督賞(8月)を受賞しています。

攻撃的なサッカーを好むハビ・グラシアは穏やかで謙虚な性格であり、システムにはこだわらず、抱えている選手に合わせてコンセプトを決めるタイプの監督です。また、カンテラーノにチャンスを与えることをためらわない監督で、マラガを率いていた時にはサム・カスティジェホやオンティベロスらをデビューさせました。

ハビ・グラシア監督がバレンシアで仕事をするにあたり、最初の悩みは現有戦力の放出となるでしょう。欧州カップ戦の出場権を失った来季のバレンシアは、大幅な予算削減──6000万~8000万ユーロの削減──をしなければなりません。そしてオーナーのメリトン・ホールディングス(ピーター・リムの会社)の放出候補者リストにはパレホ、コンドグビア、コクラン、ロドリゴ、シレセン、ガメイロらの名前が記載されており、さらにフェラン・トーレスのマンチェスター・シティ移籍も決定的と報じられています。ハビ・グラシアはこれらの重要な選手たちを失った状態でチーム作りをしなければならない可能性があります。

そして、彼らの代わりにやってくる選手たちがジョルジュ・メンデスの息がかかった選手たちになることも忘れてはなりません。ピーター・リムの絶大な信頼を受けるメンデスが連れてくる選手たちが、必ずしも監督の意向に沿った選手ではない、ということはこれまでにも多々ありました。ハビ・グラシア監督には、自身のアイデアにオーナーの好みを取り入れたチーム作りが求められていることを理解しなくてはならないでしょう。

なお、ハビ・グラシア監督と共に、彼のスタッフとしてファン・ホセ・ソジャ(Juan José Solla/アシスタントコーチ兼フィジカルコーチ)、イシドラ・ラモン・マディル(Isidre Ramon Madir/戦術アナリスト)も2年契約でやってきます。GKコーチは引き続きオチョトレーナが務めます。

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