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マンチェスター・シティとフェラン・トーレスの完全移籍で口頭合意

フェラン・トーレス(20)の移籍について、選手本人とクラブとマンチェスター・シティの3者間で昨夜、口頭合意に至ったことを各紙が報じました。移籍金は2500万ユーロ+インセンティブ1200万ユーロで、フェランはシティと5年契約を結ぶ見込みです。

マンチェスター・シティとフェラン・トーレスの完全移籍で口頭合意

2021年6月に契約が切れるフェランについて、クラブは再三の契約延長オファーを出してきましたが、フェランはその全てについて回答拒否=無視という態度を貫いてきました。これによりクラブは来夏のフリートランスファーでの退団を防ぐ(移籍金を得る)ために今夏の放出に踏み切りました。

今季本格的なブレイクを果たしたフェランについては、スペインの2強やユヴェントス、ドルトムントなど欧州の複数のメガクラブからオファーが届いていました。しかし、シティのグアルディオラ監督とフェランが相思相愛であったこと、また、シティのオーナー:シェイク・マンスール氏とピーター・リムがプライベートで非常に良い関係を築いていることから、クラブは交渉相手をシティのみに絞って対応してきました。

契約解除金が1億ユーロに設定され、推定市場価値4500万ユーロと評価されていたフェランがこの"バーゲン価格"となった理由は、彼の契約が残り1年であったことが最も大きな要因です。そして、この移籍金の額は多くのバレンシアニスタを納得させるものではありません。

しかしながら現時点でバレンシアニスタの怒りの矛先は、スポーツディレクターの居ないバレンシア側でこの交渉を担当したピーター・リムと(フェランの代理人ではない)ジョルジュ・メンデスよりも、フェラン本人に向いているように見えます。その理由としては、第35節:バジャドリー戦で「フェランがボロからのウォームアップの指示を無視してパレホが戒めた」という報道が出たことと「クラブからのオファーについて交渉の席にすらつかない」という不義理な態度が上げられるでしょう。2011年にバレンシアからチェルシーに移籍したファン・マヌエル・マタと比較する声も聴かれます。2010/2011シーズン、マタは一度クラブとの契約を延長した上で、その半年後に財政面で問題を抱えていたバレンシアにお金を残す形で去っていきました。そしてマタは今でも多くのバレンシアニスタに愛されています。一方のフェランのやり方は、自分を育ててくれたクラブを"脅迫"する形になるものです。

実際バレンシアは、フェランに対してこれまで丁寧に接してきました。2016年、"ステップアップが叶わなければ退団を"と持ち掛けてきた16歳のフェランにプロ契約を提示してVCFメスタージャへ昇格させると、その1年後にはVCFメスタージャでの実績を残していないままトップチーム登録を確約して2020年まで契約延長。さらにその半年後には、トップチームで3か月しかプレーしていないにもかかわらず、給与面を改善して再度2021年まで契約延長しました。そして今季もまた、クラブは彼にチームトップクラスとなる給与での契約延長オファーを出しています。4年で3度の契約延長オファー──これはガヤやソレールを含め、他のどの選手に対しても為されていないことです。

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