今季いっぱいで10選手との契約を終了したVCFフェメニーノが、新シーズンに向けて始動。まずは2人の新戦力を獲得しました。

1人目は元スペインU-19女子代表FW、カルラ・バウティスタ(20)。2021年までの1年契約です。カルラはアルバセテの生まれで、直近2シーズンはレアル・ソシエダに所属しました。昨季後半は2部リーグのフンダシオン・アルバセテにレンタル移籍。COVID-19によるリーグ戦中断の影響で3試合しか出場できませんでしたが、3ゴール1アシストと結果を残しました。

スペイン女子代表では、U-17、U-19でのプレー経験があります。2017年のU-17欧州選手権では6試合で4ゴールを挙げ、チームの準優勝に貢献しました。また、2018年のU-19欧州選手権では予選でチームトップの7ゴールを記録。本大会ではゴールは無かったものの、優勝チームの一員となりました。

カルラ・バウティスタ
「バレンシアのようなビッグクラブが私を見てくれたことを光栄に思います。私は幼い頃、バレンシアのサマーキャンパスに3回参加しており、このクラブでプレーすることは私の夢のひとつでした。加えて、私の家族の一部がこの街に住んでいます。私がアウェーの選手としてここでプレーするたびに、バレンシアファンの温かさを感じていました。今、私は皆さんのサポートを受けてこのエスクードを守ることを楽しみにしています。バレンシアが与えてくれたこのチャンスを利用して、命を懸けるつもりでいます。AMUNT VALENCIA!」

2人目はスペインU-20女子代表FWカンデラ・アンドゥハル(20)。バルセロナからの1年間のレンタルでの加入です。7歳の時にGKとしてサッカーを始め、11歳でウインガーに転身。12歳でバルセロナのカンテラに入団しました。

カタルーニャ州U-12選抜、スペインU-16代表、U-17代表、U-19代表、U-20代表でのプレー経験があります。U-17代表では2度の欧州選手権準優勝、2018年のFIFA U-20ワールドカップでは決勝で日本に敗れたものの、準優勝メンバーの一人となりました。カンデラはこの決勝戦でゴールを決めています。

カンデラ・アンドゥハル
「バレンシアのプロジェクトに参加できることをとても嬉しく思いますし、興奮しています。ベルタ・プハダスやアスン・マルティネスらのような代表チームで共にプレーした選手たちとロッカールームを共にできることをとても待ち遠しく思っています。このクラブのプロジェクトを信頼してここに来ました。今季は昨季と違うものにしたいと思っています。結果を出す自信がありますし、ファンの皆さんに会って、獲ろ媚を与えられることを楽しみにしています。ピッチで100％の力を出し、クラブが寄せてくれた信頼への感謝としたいと思います」