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ボロ暫定監督の就任会見

昨日、ボロ暫定監督の就任会見が行われました。アニル・マーシー会長が質問を受け付けなかったため、ボロに多くの質問が寄せられました。会見の後、ボロはロッカールームで選手たちと挨拶を交わし、7位争いの直接のライバルとなるアトレティックとの一戦に向けての練習を始めました。

ボロ暫定監督の就任会見

──選手たちに最初に伝えるメッセージはどのようなものですか?
「残念ながら悪い結果──特に私たちの場合はリーガ再開後──は、パフォーマンスに影響しますし、他のチームに起きていることと同様に意見の相違も発生します。最も重要なことはクラブにとって、そして彼らにとって重要なものを理解することです。そうすることで最後の6試合でダイナミクスを変更することができます。私たちは彼らに状況を変える力があることを教え、自信を与えたいと思っています」

──チームがデリケートな状態の時に再び監督になるということをどのように受け止めましたか?
「これまで何度かあったことと同様に、困難な時期にチームを改善して貢献する役割を期待されている、私にとって責任のかかる決断です。選手、監督、世話役、今はまた違う役割として長い間このクラブにかかわってきました。このような状況でクラブが私のことを考えてくれたことは誇りに思います。ただ、この6試合の先も監督として進んでいくつもりはありません。私はこの6試合に今の状況を逆転させるために挑みます。それ以上はありません」

──チームにどのような処置を施すつもりでしょうか?
「私にとって最も重要なことは選手たちと話をすることであり、私たちがこの6試合の"ミニ・リーガ"に明確なビジョンを持っているということです。非常に短い期間ですが、試合に勝つ可能性を最も高めるためにピッチでの競争力を高めたいと思っています。チームとしてリアクションしなければなりませんし、選手たちも苦しんでいます。サッカーは時に人を困難な状況に連れていきますが、彼らは質の高いグループであり、立ち上がってくれることを確信しています。実際の状況を確認して、パフォーマンスを向上させるための適切なツールを彼らに提供し、勝点を得るために役立てたいと思っています」

──メンタル面以外に何かするつもりはありますか?バレンシアは守備面を改善し、失点を減らす必要があります。
「メンタル面だけでリーガは勝てませんし、他の要素も必要です。ただ、今は時間がほとんどないため、メンタル面の要素が欠かせません。メンタルはスポーツ面にも影響を与えますし、うまくいけばスポーツ面を強化することにも繋がります。できる限り試合のあらゆる面に注意を払いますが、メンタルが疲労軽減や自信の向上に繋がることを信じています。スポーツの世界では勝者のメンタリティというテーマが話されることも多々あります。攻撃性、忍耐力、プレー強度などの側面はすべてメンタルから生まれる性質のものです」

──今回の監督就任のオファーはどのように届いたのでしょうか?受けるかどうか、悩みましたか?
「昨日会長から電話がありました。彼からこの件で連絡を受けたのは初めてでした。彼は監督を変えたがっており、その仕事を引き受けてくれるかと言われました。私は"はい"と応えました。クラブは困難な時期にあり、私は長年このクラブで働いている人として、そして何よりもバレンシアニスタとして、無条件で"はい"と答えました」

──今回、ロッカールームでの人との接触機会が少ないという要素は、これまでよりあなたの仕事を難しくするでしょうか?
「難しい挑戦ですが、これまでと今回の違いは下ではなく上を見るということです。以前は降格を避けるために戦ったこともありました。私が監督を務めたそれぞれの状況で微妙な違いはありますが、共通しているのは私がチームを改善しなくてはならないということです。私はすべてを一夜で変える魔法の杖をもっていません。状況を見て、ビジョンを示し、目標設定し、リアクションが求められていることを伝えます。これまでの私の監督就任がそうであったように、監督としての私の仕事はネガティブな結果によって生まれるものです。そのためいつも難しい状況でしたし、どれだけ多くの人が苦しんでいるのかを見てきました。2008年を思い出せば、ビジャ、シルバ、マタ、バラハ、アルベルダ、カニサレス、アングーロといった多くの才能豊かな選手たちが居ながら、チームは負のダイナミクスに陥り、降格の危機にありました。挑戦は常に難しいものですが、今回は欧州カップ戦に出場するという、より野心的な目標を持つことができます」

──あなたのコーチングスタッフはどのようなメンバーになりますか?
「多くを変更したくはないので、チェマ・サンスがアシスタントに入ります。彼は私たちに豊富な経験を還元してくれるでしょう。そして、技術部門で事務局長を務めていて、チームをよく知っているパブロ・ロドリゲスにも参加してもらいました。これ以上は必要ありません。時間もあまりないですし、選手たちをよく知っている人材が必要です」

──今季のバレンシアはスーペルコパ以来、悪夢に悩まされています。あなたの目線から今季のバレンシアを分析していただけますか?
「これからの6試合が重要であり、チームのこれまでの結果を詳細に評価するつもりはありません。チャンピオンズリーグでは難しいグループでベスト16に進出するなどポジティブな結果を残しました。11月から12月にかけては非常に良いパフォーマンスを見せていましたが、1月は怪我人の影響で調子を落としました。再開後、パフォーマンスは低下し、直近2試合は既に負のダイナミクスにありました。それらは全て終わったことであり、振り返ることが私たちの役に立つとは思いません。今日から私たちは競争し、パフォーマンスを改善し、勝点を得るためにメンタル面からチームを回復させるという課題を抱えています。3日ごとに試合が行われ、後悔している時間はありません」

──落胆しているファンにどんなメッセージを送りますか?
「私たちは皆、クラブにとって最高のものを求めています。そこにはもちろんファンも含まれます。私は謙虚な気持ちで、勝点を得るために最善を尽くす、と皆さんに伝えたいと思います。今は私たちが望むヨーロッパの舞台に届くための出発点です。私は安易な約束をすることは好きではありません。ただひとつだけ、最大限の献身で働くだけです」

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