チャンピオンズリーグの試合前日公式会見にパレホが出席しました。バレンシアのキャプテンとして、チームメイトに対するメッセージを発信しています。

──自力でのベスト16入りが可能という状態は、チームにとって何を意味しますか？
「今季のバレンシアがチャンピオンズリーグで良い戦いをしていることを意味している。第5節で、ホームで勝てばGS突破が決まるという状態は、僕らが正しい道を歩んでいるということだ。世界最高のコンペティションのベスト16入りに限りなく近づいていることで、チームは自信と熱意であふれている。GSを突破することは僕らにとってもクラブにとっても非常に重要だ」

──チェルシーについて一番心配していることは何ですか？
「名前、歴史、全てにおいて世界最高のチームのひとつと対戦する。彼らにとって良いタイミングで迎える試合だ。週末にシティに負けたが、それまでリーグ戦で5～6連勝していた。僕らは自分自身に注意を払い、集中する必要がある。バルセロナやマドリー相手にしてきたように、そしてバレンシアが常にヨーロッパでしてきたように、僕らにはどんな相手とも争える力がある。明日の試合が重要だというには充分すぎるくらいの強豪との、モチベーションを必要としない試合だ」

──ビジャマリンでの敗戦は、チームの士気に影響を与えましたか？
「僕はそうは思わない。僕らが対戦したのはベティスという偉大なライバルだ。彼らは最高の状況になかったかもしれないが、良い選手たちを揃えているチームだ。そして僕らも良いレベルにある。同じような試合展開だったとして、もし僕らが1-2で勝っていたら違う質問が出てきていただろう。一般的にネガティブな結果の時、何らかの言い訳を探して何かしら言わなければならないが、土曜の試合に関しては、僕らは勝つために最後まで全力でプレーし、最後の1分で負けたんだ」

──チャンピオンズリーグの夜。メスタージャのスタンドが再び重要な存在になりますね。
「そうだね。メスタージャではたくさんの夜を過ごした。チームバスで到着して、ウォーミングアップ...チャンピオンズリーグでは独特の雰囲気があるんだ。こういう夜、メスタージャは失敗しない。雰囲気も印象的なものになるだろう。チームとファンが手を繋いで行く時、結果は大よそポジティブなものになる」

──あなたはエンゴロ・カンテとマッチアップすることになります。
「カンテは驚異的な選手だ。レスターで活躍し、代表選手となって、チェルシーと契約し、昨年世界王者となった。チェルシーにとって非常に重要な選手だが、他にもたくさんの優秀な選手たちが居る。ジョルジーニョ、コヴァチッチ、ウィリアン...。ただ、僕らのチームにも優秀な選手たちが居る。だから、試合を決めるのは些細な要因となるだろう」

──ロンドンでの勝利は明日の試合の役に立ちますか？
「グループステージの最初の試合だったけど、僕らはうまく戦い、完璧な試合をした。そこで得たメリットを捨てる必要はないと思う。相手は非常に良い状態でメスタージャにやって来るが、試合は全てが独立したものだ。僕らは戦う準備が出来ている」

──ここ数年の経験は、チェルシーのような若いチームと対戦する上でアドバンテージになりますか？
「昨季、チャンピオンズリーグを戦い、ヨーロッパリーグの準決勝まで進み、国王杯ではバルセロナと戦った。これらの試合から常に学んでいるし、各自が良い経験を積んでいる。チャンピオンズリーグの全ての試合がそうであるように、明日の試合も僕らにとって決勝戦でなければならないし、相手チームとこのコンペティションに敬意を払わなければならない。うまくいけば、僕らが勝って次のラウンドに進めるだろう。チームメイトに求めたいのは、僕らはバレンシアのシャツを着るということ、決勝トーナメントでプレーするということ、マドリーやバルサと対戦する時のようにプレーすること、つまり90分間戦い続けるということだ。それこそが僕ら証明したいものであるし、試合に勝つためにしなければならないことだと思う。90分間、いや、95分間、気持ちを切らさず戦いたい」