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元バレンシアのビジャルバのインタビュー

今季バーミンガムシティに完全移籍したフラン・ビジャルバは、すぐにイングランドのサッカーに適応し、チーム内での居場所を勝ち取りました。チームの目標はプレミアリーグ昇格ですが、彼の大きな夢はいつの日かバレンシアに戻ってくることです。

このエル・カバニャール出身の若者は、マルセリーノの信頼を得られなかったにもかかわらず、このアストゥリアス人監督に感謝しています。またセラーデス監督を信頼しており、このカタルーニャ人監督がバレンシアで自分のチームを作ることが出来ると信じています。

元バレンシアのビジャルバのインタビュー

──代表ウイークで数日の滞在だと思うけど、まずは故郷におかえりなさい。イギリスでの生活はどう?
「とても快適だよ。本当にそう感じてる。バレンシアでの生活とはだいぶ違うけど、すぐに慣れた。彼女と一緒にとても穏やかに過ごしてるよ」

──新しい生活に慣れるのに何が一番大変だった?
「僕にとって一番大変だったのは言語だね。コミュニケーションを取るのに少しだけ苦労したけど、それも毎日改善してる。英会話のレッスンも受けているからね。バーミンガムに着いた時はほとんど何もわからなかった。今はクラブでレッスンを受けて、家では彼女と勉強してるよ」

──イギリスとスペインはよく天気で比較をされる。そちらの天気はどう?
「そんなに悪いと感じてないかな。そもそも昨季、太陽がほとんど見えない寒いソリアで1年過ごしたからね。それに僕らは家で静かに過ごすことが多いんだ。あまり外出はしないかな」

──食べ物は?
「うーん...ちょっと悩んでるかも。食べ物のテーマは天気より遥かに複雑で、スペインとはあまりにも違いすぎるんだ。でも、イギリスはスペインとは違う文化の国だし仕方ないと思う。向こうの食べ物にも適応しようとしてるし、今のところ問題なく食事もできてる。文句は言えないよ」

──新しい生活になって、何が一番恋しい?
「うーん...ここではほとんど見られないビーチ、太陽...いや、一番は家族かな。僕にはいつでも会いに来てくれる父が居る。僕のキャリアでとても重要な一歩をバーミンガムで踏み出したことを父も僕もすごく嬉しく思ってる。すごく厳しいリーグだし、僕たちにとって良い経験になるはずだ。父と僕の関係は超超超超強い。父はあらゆる面で僕を助けてくれるし、僕も父をすべての面で助けている。父を近くに感じられることは僕にとって喜びだ」

──バーミンガムシティはどう?
「クラブレベルではスペインと比較すると完全に次元の違うレベルだね。向こうでは選手たちはファンにとても大切にされる。勝っても引き分けても負けても最後までサポートしてくれるんだ。クラブにとても忠実と言えるかもしれない。毎週末、2万人を超えるファンがスタジアムに来てくれるんだよ。これはスペインとは別の次元にある」

──イングランドのサッカーにはどのように適応したの?
「だいぶ違うね。別のサッカーと言ってもいいかもしれない。一言でいうと、よりフィジカル的ということになるのかな。でも僕はうまく適応できたと思う。自分のプレーをチームに合わせたよ。サッカー選手はそうするべきだと思うからね。イングランドでは速く考え、速くプレーしなければならない。そうしないとフィジカルが強いからすぐにボールを奪われてしまう」

──チームメイトともすぐに馴染めたの?
「そうだね。モハ、アグス、アルバロと3人のスペイン人のチームメイトが居るし、クローリーともすごく仲がいいよ。彼らとは良い友情を築いているし、彼らのおかげでいろいろなことが簡単になる」

──監督のペップ・クロテットは君に継続したプレー機会を与えているね。君が昨季プレーしたヌマンシアでもそうだったけど、それが君に必要なものだ。
「バーミンガムに行く前に彼と話したことがとても重要だったんだ。僕がこの移籍を決めるにあたり彼の存在は必要不可欠だった。彼が僕を信頼してくれているのも大きい。彼とは非常に良い関係にあるし、本当に多くの面で僕を助けてくれる。それと第2監督のパコ・エレーラにも感謝しなくてはならないね」

──ミドルスブラ戦でのゴラッソを見たよ。君のバーミンガムでの初ゴールだね。
「信じられない感覚だったよ。幸運なことにゴールを決められて、その時のスタジアムの雰囲気はすごかった。ファンがすごく喜んで僕を祝ってくれた。このクラブの虜になってしまったよ」

──背番号17を選んだのはどうして?
「ソリアで付けてた23番を選びたかったけど、チームメイトがもう付けてたから」

──君から見て今のバーミンガムはプレミアリーグに昇格できる力はあると思う?
「首位と勝点6差、昇格プレーオフに行ける6位とは勝点4差だ。そして僕らはもっと上に行けると信じている。ただ、ここは非常に難しいリーグなんだ。46節もあって、プレミアリーグでプレーしていてもおかしくないフラム、シェフィールド、スウォンジー、リーズ、ノッティンガム、アルビオンのような強力なチームが居る。他にもミドルスブラ、カーディフ、ブラックバーン...本当にたくさんのライバルが居るよ」

──何故バーミンガムを選んだの?
「スペインのクラブからもオファーはあったけど、自分の将来のために一歩前進する必要があったんだ。バーミンガムを選んだのは良い決断だったと思ってる。僕の彼女、両親、代理人...皆が、僕がイングランドに行って苦しむ必要があることを理解してくれた。僕にとって正しいチームを選べたと確信しているし、僕の将来にとって良い決断になってくれるはずだ。そして近い将来、世界最高のリーグのひとつであるプレミアリーグでプレーできたらいいね」

──今季、バレンシアで良いプレシーズンを過ごしていたのに、途中からアピールするチャンスさえ与えられなくなった。君は自分でもっとプレーするべきだと感じていた?多くのファンはマルセリーノがすぐに君を構想外にしたことを快く思っていなかった。
「これは正直に言うけど、バレンシアは僕にすごく良く接してくれた。マルセリーノも僕を理解してくれていたし、パブロ・ロンゴリアもすごく良い人間だった。マルセリーノとは2回話した。僕のプレーには満足していると言ってくれた。そのうえで、自分のチーム作りの考えを丁寧に説明してくれて、最終的に彼は自分のチームを作り上げた。僕はバレンシアに残るために、監督が与えてくれた時間を活用しようとした。最終的に僕はそれに失敗したわけだけど、誠意をもって接してくれたマルセリーノ、ロンゴリア、バレンシアには心から感謝してる」

──いつかバレンシアに戻る日が来るかな?
「まぁ、うまくいけば、だね。バレンシアは僕の人生のクラブだ。本当に愛している。だって、たった5歳の頃からプレーしてるんだよ?でも今はバーミンガムに居て、そこで働くことだけを考えてる。出来るだけ長い間居られることを願ってるよ」

──バレンシアは君の移籍について、君が戻ってくるためのドアを開けたままにしたね。
「条件についてはよくわからないんだけど、バレンシアは買戻しオプションの権利と、将来の経済的権利を持ってることは事実だね」

──セラーデスのことは昔から知ってるんだよね?
「うん、僕がU-16代表でデビューする機会を与えてくれた。その後もU-17代表、U-19代表で彼とサンティ・デニア監督の指導を受けたんだ。良い関係を築いているよ。僕は彼が素晴らしい監督であると思ってるよ。彼は4-3-3のシステムでボールを保持するサッカーを好む。そしてそれは優れた選手たちにとっては良いことだ。バレンシアには僕にとって最高の選手であるパレホが居て、ロドリゴ、ガンイン、そしてコクラン──彼も僕にとって特別な選手だ──と非常に優れた選手たちが居る。セラーデスが最高の形を見つけて、チームがそれに適応し、うまくいくことを願っているよ」

──U-16代表でのデビュー戦について覚えてる?
「UEFAの大会でフランス(※)と対戦して、ゴールを決めたと思う。あの時はダニ・オルモ、ククレジャ、カルレス・ペレスのような優秀な選手たちが居た。僕はアレニャーとクキ(・サラサル)とトリボーテを形成したはず...」
(※ 正しくはイングランド)

──セラーデスがバレンシアで成功すれば、君がバレンシアに戻る可能性も高くなるんじゃないかな。
「いいね!(笑)でもそれはわからない。もしバレンシアに戻れるなら、戻ると思う。バレンシアが僕の人生だからね」

──ファンは君を愛している。彼らは本当に君をバレンシアで見たいと思っているんだ。
「ファンにはいつも感謝してる。僕に対する疑いの声が上がった時期もあったけど、僕は自分の仕事でそれらを解決してきた。今、バレンシアのファンはフラン・ビジャルバが夢のために戦う勤勉な男であることを理解してくれているはずだ」

──バレンシアの試合をテレビで見ることはある?
「ある!あるよ!バレンシアの試合を一番多く見てて、次に多く見てるのはイングランドの試合かな。他にすることがほとんど無いんだ(笑)僕はどこに居てもバレンシアを気にかけているし、バレンシアに勝ってほしいと思ってる。ずっと見てきたし、バレンシアのことなら何でも知ってると思うよ」

──マルセリーノの解任はどのように知ったの?信じられなかった?
「いや、そうでもない。ちょっとショック、くらいだったかな。マルセリーノは非常に良くやったと思う。誰も予想できなかった成果を残して、選手たちも監督に満足していたのは間違いない。だから解任された理由は僕にはわからない。でもクラブの決定だからね。僕が口を出すことじゃないよ」

──今のバレンシアのチームメイトとも連絡を取ってる?
「うん、ジャウメ(・ドメネク)とは頻繁にね。あとフェランやカルロス(・ソレール)とも。彼らは高い能力を持ってるし、バレンシアでうまくいってほしい。彼らはそれに値する選手たちだから」

──クラブはガンインとフェランに賭ける選択をした。カンテラーノとして君にとっても誇らしいんじゃない?
「良い仕事をしている選手にはチャンスが与えられなくてはいけないと思う。彼ら2人にはとても大きな素質があり、特別なキャリアを積んでいる。バレンシアで長い間プレーするチャンスがあるなら、彼らにはそれをぜひ利用してほしいね」

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