クラブはフロントの強化を目的として、シンガポール人のテオ・スウィ・ウェイ(Teo Swee Wei)を雇用しました。会長補佐としてアニル・マーシー会長のアシスタントを務めます。

テオは先週末のバルセロナ戦の時には既にチームと同じホテルに滞在し、チェルシー戦でもチームに帯同しました。また、日々の練習でもパテルナ練習場で姿を見せています。

マーシー会長とテオは旧知の仲であり、2人とも過去にシンガポールの外務省で一緒に働いた経験があります。マーシー会長はパリのシンガポール大使館で二等書記官として働いた後にバレンシアにやってきましたが、テオはモスクワのシンガポール大使館で二等書記官として働いているところに声がかかり、バレンシアのフロントに入ることになりました。

マルセリーノ解任以降ピーター・リムが表舞台に姿を現さないこともあり、全ての批判がマーシー会長に投げかけられる状況が続いています。今朝マーシー会長のツイッターアカウントがハッキングされ不適切発言が投稿される事態が起きましたが、これもこの騒動の余波と言えるでしょう。

会長補佐職にはクラブは昨年8月に雇用したシーン・バイ(Sean bai)が居ますが(クラブの公式Twitterの英語版アカウントの運営を担当し、公式とは思えない品位の無いツイートを続けたことで話題になりました)、テオはよりマーシー会長に近い位置で、会長にかかる重圧を分担する役割を果たすことになります。