ビジャレアルから1年間のレンタルで加入したジャウメ・コスタのバレンシアでの初日は笑顔と幸福感にあふれたものとなりました。サッカー選手として最初の一歩を踏み出したクラブに戻ってきた彼は、契約書にサインした後、バレンシアの選手として最初のインタビューに応えています。

──バレンシアと契約を結んだ時の気持ちを教えてください。
「とても嬉しく幸せな気持ちです。スムーズに交渉が進んだので、ここ数日のことはじれったくもありましたが、重要なことは最終的に僕が今ここに居るということです。チームメイトととの練習を始めること、このクラブで競争していくことを楽しみにしています」

──育ったクラブへの復帰となりました。
「8歳か9歳の頃にカンテラに入団し、UEFAカップでデビューした20歳までここに居ました(※)。僕がこれまでやってきたことが、僕が小さい頃から育ったクラブへの復帰の道を開いてくれました。この移籍を実現させてくれた全ての関係者に感謝しています。そして今からバレンシアで、既に僕がよく知っているガブリエウやジャウメ・ドメネク、チェリシェフらチームメイトたちと共に仕事を始めます」
(※実際には21歳まで在籍)

──マルセリーノ監督ともビジャレアルで一緒に過ごしましたね。
「はい、僕のキャリアの中で最高のパフォーマンスを引き出してくれた監督です。彼と再び働けることは僕にとって基本的かつ非常に重要なステップです」

──チャンピオンズリーグでプレーするバレンシアに来ることは何を意味しますか？
「僕のキャリアの大部分で多くのものを与えてくれたクラブのために戦えることは、素晴らしい機会です。加えて僕が人生を通じて夢に見てきたチャンピオンズリーグに参加できる今、バレンシアからのオファーを断ることは出来ませんでした」

──ファンへのメッセージをお願いします。
「ハードワーク、野心的なプレー、競争力をもたらすことを皆さんに約束し、このシャツと共に全力を尽くします。早くチームメイトと一緒に練習し、出来るだけ早くチームの概念を理解したいと思っています。そして僕がプレーする時には、このクラブを出来るだけ高みに導けるよう、一所懸命働いていつでも準備をしておきたいと思います」