サンティ・ミナ(23)のセルタへの完全移籍が公式発表されました。5年契約で、マキシ・ゴメス獲得条件に含まれる譲渡のため移籍金は発生しません。ミナにとって幼少期から過ごした"人生のクラブ"への4年ぶりの復帰となります。

ミナは言わずと知れたセルタのカンテラ出身。10歳からセルタ一筋のキャリアを過ごし、2013年2月に17歳でプリメーラデビューを果たしました。2013年9月にはプリメーラでのセルタ史上最年少ゴールも記録しています。お父さんもセルタでプレーした経験がある事から、トップチームデビュー以前からセルタファンに愛されて育ってきたプレーヤーです。

2015年4月にラージョ相手にリーガ史上最年少となる1試合4ゴールを決めて一躍名を挙げ、その年の夏にバレンシアに6年契約で完全移籍しました。

バレンシアでの活躍は改めて述べるまでもありません。加入から2シーズンはパコ・アルカセル、ネグレド、ロドリゴ、ザザをサポートするウインガーとしてのプレー機会が多く、非凡な得点力を出し切れずに終わっていましたが、2トップを採用するマルセリーノ監督の就任により本来のストライカーとして起用されるようになったことで、バレンシアニスタのミナを見る目が変わりました。

マルセリーノ監督就任時は一時構想外となりかけたものの、実力で監督の考えを改めさせ、ロドリゴ、ザザに次ぐ3番手ストライカーに定着。スーパーサブの扱いながらキャリアハイとなる12ゴールを記録しました。昨季も特筆すべき数字ではありませんが、得点力不足に苦しんだチームにとって重要な場面でゴールを挙げ、国王杯優勝にも大きく貢献しました。最終的に在籍した4年間で大きな怪我もなく公式戦150試合に出場し、42ゴールを記録しています。

サンティ・ミナ
「バレンシアに来た日から4年が経ち、皆さんにお別れを言う時が来ました。人としてもサッカー選手としても成長する事が出来た、ここでの素晴らしい時間に感謝しています。メスタージャのピッチに立つ週末、いつも僕は自分の持つすべてをピッチの中に出し切ってきました。だから今日、僕は胸を張って皆さんにさよならを言いたいと思います。
最初の日から僕に愛情を与えてくれたチームメイトやファン、テクニカルスタッフやクラブの職員に感謝しています。このクラブの一員となれたこと、僕にとっての初めてのタイトルを含めてチームの目標を達成できたことを、僕は永遠に誇りに思うことでしょう。皆さんのこれからを祈ります。AMUNT」

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サンティ・ミナ (プロフィール)