ヴェーゾ退団
ルベン・ヴェーゾ(25)が昨季レンタルで半年間プレーしたレバンテに完全移籍することが公式発表されました。5年契約で移籍金は500万ユーロ、インセンティブで+100万ユーロという条件です。
ヴェーゾは2013/2014シーズンの冬のマーケットで移籍金150万ユーロでヴィトリア・セトゥーバルからバレンシアにやってきました。バレンシアのトップチームの選手としての在籍期間5年半(レンタルの1年半含む)は、現在のチームではパレホに次いで2番目の長さとなります。在籍した全てのシーズンでレギュラーとしてプレーしたわけではありませんが、チームに怪我人が多く苦しい時にセンターバック、サイドバックとしてプレーしチームを支えてくれました。公式戦84試合に出場し、3ゴールという成績を収めています。
昨季のレバンテでは、加入した今年の1月29日以降リーグ戦17試合のうち15試合に出場し、2ゴールを記録しました。また、リーグ前半戦の1試合あたりの平均失点が1.9点あったのが、ヴェーゾ加入後は1.46点まで減りました。レバンテのパコ・ロペス監督もこの元ポルトガル代表DFを高く評価しており、シーズン終了前から「ヴェーゾにはレバンテにとどまって欲しい」とコメントしていました。
ヴェーゾとバレンシアの契約は2020年までとなっており、契約最終年となることからバレンシアはヴェーゾの売却を進めたがっていましたが、レバンテからの150万ユーロというオファーには首を縦に振りませんでした。そして、ヴェーゾの移籍金を出し渋るレバンテを牽制するかのように、セルタやエスパニョールへ逆オファー(移籍金の一部としての売却)を提案してきました。最終的に、チェリシェフ獲得交渉と同様にマテウ・アレマニーは再び交渉の主導権を握り、レバンテから500万ユーロを引き出すことに成功しました。