VCFフェメニーノのサンドラ、カロルと契約延長
VCFフェメニーノのMFサンドラ・エルナンデス(22)との今季いっぱいとなっていた契約を2021年まで2年延長しました。また、MFカロル・フェレス(27)との契約を2020年まで1年延長しました。
内外から今季のチームMVPと評価されているサンドラは、2017年の夏に2年契約で加入しました。今季はリーグ戦全30試合にスタメン出場し、スペイン代表にもコンスタントに選出。ワールドカップのメンバー入りは逃したものの、これからの代表を担うひとりとして将来を嘱望される若手選手です。
またカロルも、今季累積警告での出場停止となった1試合を除く29試合にスタメン出場し、チーム3位となる6ゴールをあげました。2014年にバレンシアに加入し、今季が5年目。VCFフェメニーノの10年間の歴史上6番目となる公式戦149試合出場、3番目となる35得点を記録しています。
こうして、VCFフェメニーノは今季の中心選手2人をチームにとどめることに成功しました。しかし、スペイン女子サッカー界では単年契約が一般的であり、それに伴い今季で契約が切れる選手はまだまだ居ます。
今季サンドラと同様にリーグ戦全試合に出場したジュシナラは野心的な補強を続けるレバンテ行きが濃厚、またバレンシアでの3シーズン目となった今季も安定のプレーを見せたデボラは選手としての成長のためエスパニョール行きが濃厚です。この2選手はクラブからの契約延長オファーを断り他のクラブへ行くことになります。
一方で、オスカル監督との折り合いが悪かったことで今季は不遇を託ったカンテラーナのマルタ・ペイロ、今季ヒザの怪我から復帰したカンテラーナのサラ・メディナ、同じくケガから復帰したベテランのロンビの3選手は構想外としてクラブを去ることが決定的と言われています。
また、GKのフレウグデンヒル、マリア・ピに加え、DFクベド、マンディ、マリア・オルティス、ヤナラ・アエド、ナイアラ・ベリスタイン、マルタ・カロ、そしてキャプテンのジオ・カレーラスといった選手たちについてはクラブが解決策を模索中のようです。