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Adidas社と契約したフェラン・トーレスのインタビュー

プロとしてのキャリアの始まりにあるフェラン・トーレスですが、今季既に公式戦31試合でプレーした彼の国内外でのパフォーマンスは、世界のサッカー界で最も価値のある若手選手のひとりとしての評価を勝ち取りました。国際的スポーツブランドのAdidasが自社のイメージを託す10代の若い才能のひとりに彼を選んだのです。Adidasと大型契約を結んだフェランは、バルセロナのアレニャーと共に同社のスペインでのブランドイメージとなるでしょう。

Adidas社と契約したフェラン・トーレスのインタビュー

──センテナリオ(100周年)という特別なシーズンをどう過ごしていますか?
「トップチームの一員としてセンテナリオを祝うことができてとても嬉しいです。全ての子どもたちにとっての小さい頃からの夢です」

──シーズンも中盤を過ぎて、ようやくバレンシアの色が見え始めました。
「センテナリオということで今まで以上の成果を期待されたシーズンでしたが、僕らが期待していたような始まりではありませんでした。でも、チームはこの状況を好転させることに成功しました。今はバレンシアの本当のレベルを見せることができていると思います」

──まだ全てのコンペティションに勝ち残っていますが、チームは何が変わったのでしょう?
「最も決定的な要素の一つは、チームとしての団結です。物事がうまく行っている時はとても簡単ですが、今季僕らが経験したように物事がうまく行かない時に、火中の栗を拾うためにチームが団結していることを見せられたことが大きかったと思います。僕らは最悪の状況でも前進する方法を知っていました」

──シーズン序盤からしばらく結果が出ませんでしたが、チームを信じていましたか?
「パレホが話したとおり、チームの誰もがシーズンを投げ出したくないと思っていましたし、僕らはそれを証明したと思います。僕らは今、自分たちに相応しい場所にいます」

──チームの転換期はどこだったのでしょう?
「セルタとの対戦後(第20節)、僕らに根本的な変化が生まれたのは事実です。今、僕らはより成熟したと思います」

──そのバライードスでの試合は、あなたにとって最高の試合として記憶に残るのではないでしょうか?
「はい、僕のリーガでの初ゴールであり、それが勝利の役にたってくれました」

──ジローナ戦のゴールも思い出になりましたね。
「セルタ戦のと同じように僕の記憶に残るものです。チームの勝利に貢献したこと、絶対に必要な勝利だったこと、僕らはひとり少なかったこと・・・背景も含めて僕にとって非常に特別な思い出です」

──あなたにとっても目まぐるしいシーズンになりましたね。ターニングポイントはどこにあったのでしょうか?
「サッカー選手の人生はとても速く、浮き沈みがあるものです。僕が良い状態でシーズンを始められなかったことは確かですが、1月にフェラン・トーレスは変わりました。今はチームと同様に状況を好転させることが出来たと思います。以前よりもチームの役に立てていると感じます」

──シーズン序盤はマルセリーノ監督もあなたを起用しませんでした。
「最初はアピールするための出場時間もわずかでした。でも監督は熱心に僕を指導してくれました。監督なしに僕はここに居なかったでしょう。僕の調子に変化を与えて、今日こうしてバレンシアの選手として居られるようにしてくれた要因のひとつが監督の存在です」

──背番号20を付けて一年以上が経過しましたね。
「僕はいつでも自分を信じてきました。準備が出来たと感じたのでトップチームへの昇格を決断しました。今日までそれについて考えていますが、自分は間違っていなかったと信じています」

──今年、どんなことを学びましたか?
「悪い時期に本当にたくさんのことを学び、成長したと思います。全てのサッカー選手が経験しなければならないことです」

──悪い時期というのは?
「自分がプレーできないときやチームが結果を出せないときです。そういう時、特にメンタルを変えることを学びました」

──19歳でトップチームで公式戦30試合に出場している若手選手は多くは居ません。
「誇りに思います。監督が僕を信頼してくれているということであり、僕を起用するという選択肢を監督に与えられているわけですから」

──もうトップチームに混ざっているひとりのカンテラーノではなくなりましたね。
「はい、トップチームの一員になれたと、そして自分がチームにとって必要な存在であると感じています」

──代表チームではあなたはU-19の選手ですが、近い将来U-21代表に呼ばれることを期待していますか?
「U-21代表に呼んでもらいたいですね。でもそのためには、チームで何をするかに依るところが大きいと思います。決めるのは監督です」

──世界トップ企業のAdidasがあなたを選びました。
「選んでもらえたことは嬉しいです。僕が物事を正しく行っているということになると思います」

──あなたの人生はこの数ヶ月で大きく変わりましたか?
「いえ、バレンシアの人たちは皆、今までと同じように僕を道で見かけるでしょうし、僕も自然に過ごしています」

──ロッカールームでのチームメイトとの関係はいかがですか?
「皆とても親切です。ピッチの中でも外でもとても良くしてもらってます」

──パレホからはどんなことを学んでいますか?
「僕らのキャプテンであり、ピッチの内外で僕らを代表する選手です。確かなことは彼がバレンシアで日々示している全てに従うべき模範であるということです」

──今後もバレンシアでキャリアを続けていくつもりですか?
「バレンシアと長期契約しています。クラブが僕を信頼してくれる限り、ここに居たいと思っています」

──他のクラブにレンタル移籍することを検討したことはありましたか?
「僕はここに居てバレンシアでプレーするために働いています。クラブから僕を売ったり、レンタルに出したりしたいと伝えられることがあったら、その時に考えます。ただ僕はここでキャリアを続けていきたいです」

──週2試合の過密日程がずっと続いていますね。
「僕らはとても多くの試合をプレーしてきましたが、バレンシアがそれに値するからだと思っています。過密日程は物事がうまくいっていることを意味しています。出来る限りのものを勝ち取るために戦うつもりです」

──今、どのようにシーズン終盤を戦っていくつもりでいますか?国王杯決勝のことも意識しているんじゃないでしょうか?
「ここからまだ、僕らはシーズンの最後まで多くの試合を戦います。残りの試合の全てが決勝戦です。国王杯決勝は今のところ最後の試合なので、それについては最後に考えます。今は一戦、一戦をしっかりと考え、戦うつもりです」

──コンドグビアの負傷はチームを騒然とさせたのではないでしょうか?
「ピッチーニの負傷と同様にチームにとって悲しいニュースでした。彼らが出来るだけ早く復帰するために一所懸命にリハビリに取り組んでいることを知っています」

──ヨーロッパリーグでは準決勝へのパスを手に仕掛けています。木曜はほぼ結末の見えている試合が控えていますね。
「チャンピオンズリーグで敗退した時から、ヨーロッパリーグを最大の目標としていました。1stレグでは優勝したいという気持ちを示して素晴らしい結果を得られたと思います。ただ、2ndレグでリラックスするつもりはありません。アドバンテージを維持したまま、準決勝に進むために努力するつもりです」

──きっとタイトルを掲げてシーズンを終えることを夢に見ているのでしょうね。
「全てのサッカー選手はタイトルを望んでいますし、自分の人生のクラブでそれができたら最高ですね」

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