メスタージャの土地売却プロセスの件でADUメディテラネオ住宅協同組合と合意したことを公表した昨日の会見でマテウ・アレマニーGMは、記者からのスポーツ面での質問──主に選手の入れ替えについて──にも答えました。

──フラン・ビジャルバがヌマンシアで活躍しています。彼は来季バレンシアに復帰しますか？
「フランのパフォーマンスには非常に満足している。確実に良いシーズンを過ごして居ると言えるだろう。彼は成長のためにバレンシアの外でプレーしなくてはならなかったし、この決断が彼の成長の針を進めてくれたと思っている。彼は来季のバレンシアのプレーヤーになるための全ての可能性を持っている」

──ゲデスの復帰によりイ・ガンインは出場機会を得られなくなりました。彼のトップチーム登録は時期尚早だったのではないでしょうか？
「ガンインは特別な選手であり、トップチームの将来にとっても非常に重要な存在だ。まだ若いので、少しずつ居場所を確保していく必要がある。とはいえ、大きな競争力を持っているし、与えられたわずかな時間を非常に良く活用していると思う。トップチーム登録が彼に相応しいと思ったし、彼もそれを受け入れ、マルセリーノも納得した」

──マクシモヴィッチの買い戻しを検討しているという報道が出ています。この件について教えてください。
「結論はまだ出ていない。彼を売却する時に、我々は適切な価格の買い戻しオプションを設定した。今季の彼は素晴らしいシーズンを過ごしているので、我々はこのオプションについて決定を下さなければならないだろう。ただ、まだシーズン途中なのでこれ以上の話は出来ない」

──ラチッチにイングランドからオファーが届いているといわれています。彼はバレンシアの来季のプロジェクトに入っていますか？
「我々の元に公式なオファーはどこからも届いていない。代理人を通じて選手に直接的あるいは間接的な関心は伝えられていることだろう。我々にとってフラン・ビジャルバのケースと同様だ。今季の彼はテネリフェでも代表チームでも良いシーズンを過ごしている」

──ここ数日、ガライの契約延長のテーマについて報じられています。クラブの方針はいかがでしょうか。
「それらのテーマについては、様子を見よう。まだシーズンは1ヶ月残っているし、3つのコンペティションを戦っている中で、注意を他に向けることは出来ない。今は皆でシーズン終盤を楽しもうじゃないか。買い取りの報道も出ているファクンド(・ロンカリア)や契約延長交渉中、あるいは契約満了を控える全ての選手について当てはまることだ」

──今夏の選手の売却についてのクラブのプランを教えていただけますか？
「確実なことは選手の売却で利益を上げなくてはならないことだ。プロとしての我々の義務は全てのシナリオを評価すること、特にFFPを尊重することだ。今の我々はあらゆる状況に対応する準備ができている」

──VCFメスタージャが厳しい状況にいますが、チーム作りのプロセスに誤りがあったのでしょうか？
「彼らがセグンダBに残留することを願っているが、たとえチームが苦しくなろうとも、ラチッチやアレックス・ブランコのような選手たちをより高いリーグでプレーさせるためにチームから外さなくてはならない。チームの目標はこのリーグでタイトルを取ることではなく、若い選手たちの育成だ」

──ビセンテがクラブを去った理由はパブロ・ロンゴリアとの不仲でしょうか？
「ロンゴリアとの関係が悪かったかどうかは私にはわからない。私はビセンテと話し、彼自身の人生設計が別の課題に直面していることを聞いた。そして契約を終わらせることについて合意した。彼は間もなくクラブを去るが、これが一時的なものであること、そして友好的なものであることを願っている」

──スーペルコパの日程変更と国外開催、国王杯のシングルマッチへの変更がスペインサッカー連盟から発表されました。これについて意見をお聞かせください。
「非常に驚いたし、率直に好ましくない変更だ。サッカー連盟がクラブともリーガとも協議しなかったことが理解できない。我々はスーペルコパに出場するので、直接的な影響を受けるチームの一つになる。それにもかかわらず何の相談もなく、しかも4月に決定したことに驚いている。国王杯のシングルマッチについては良いか悪いかわからないが、話し合う必要はあったはずだ。一般的に考えて、プロフットボールに影響を与える決断をする時、プロフットボールにかかわる誰にも相談することなく変化を加えるものだろうか？」