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マドリー戦を終えてマルセリーノ監督の公式会見

レアル・マドリーに勝利した後のマルセリーノ監督のプレスルームでの会見の内容です。「ビッグクラブにようやく勝った」という声に皮肉で返す一面もありました。

マドリー戦を終えてマルセリーノ監督の公式会見

──素晴らしい勝利、おめでとうございます。
「ありがとう。望んでいた結果を手にすることが出来た。選手たちを誇りに思う。守備面のバランスで素晴らしいレベルにあったと思う。多くのチャンスを作ったが、ゴールを決めることはやはり最も難しいことだと感じた。このレベルの相手と対戦する時にチャンスを活かせないと、最後にやられてしまうことはわかっていた」

──勝利のキーポイントは何でしょうか?
「戦術的な戦いについて話すことはあまり好きではないんだ。チームが素晴らしいレベルにあり、試合のリズムに乗っていた、後半上手に戦えた、複数得点を奪った、連帯感とチームプレーが我々の強みになったと思う」

──より点差をつけて勝てるのでは、と思いましたか?
「今季のほとんどを"もっと多くの勝点を得ているべきだ、もっと多くの試合に勝っているべきだ、もっと違った結果を手にしているべきだ"という感覚で過ごしている。今季は本当にどれだけチャンスを作ってもゴールが入らない。だが、今日は一転して試合の初めてのチャンスで先制点を手にした。その後は、最後の追加点まで我々がチャンスを作るが入らない、という見慣れた展開となった。今日の我々はプレーレベルでレアル・マドリーを上回ったと思う。最後の最後に相手のゴールが生まれたが、我々の集中が続いていれば、その失点も無かっただろう。今日はチームの出来、選手たちのプレーに非常に満足している」

──ガライが素晴らしいパフォーマンスを披露しました。クラブは彼と契約延長するつもりでしょうか?
「ガライは特筆すべきシーズンを過ごしている。バレンシアにとってとても重要な選手だ。仲間としてもプロとしても彼の経験、パフォーマンスはチームに良い影響を与えている。このレベルの選手たちに対しては、クラブはチームに留めるためにあらゆることをするはずだ」

──ジダンは今日の試合は互角だったと話していました。
「最初の時間帯はレアル・マドリーが優勢だったと思う。ボールを持つことも試合をコントロールすることも難しく、開始1分から彼らに支配され続けた。だが、90分で見れば我々が彼らより優れていた。内容をふまえたら、より大きな点差で勝っていてもおかしくなかった。彼らはほとんど決定機を作れなかった。ポゼッションは低かったが、その中でどうすれば相手を危険な状態に追い込めるかを理解していた。2点目の前にも何度も決定機を作ったのは我々だ」

──ビッグクラブに勝てないという声を取り除けて満足していますか?
「昨季1-4で敗れたマドリー戦を除いて、強豪チームと対戦する時の我々はいつでも勝利に近いところに居た。実際、いくつかの試合では引き分けているし、時にはマンチェスター・ユナイテッド戦のように勝利を手にすることもあった。みなさんがユナイテッドをスモール、ノーマル、ビッグのどれに当てはまると考えているかは知らないが」

──4位と勝点1差になりました。バレンシアが最も4位に近いチームだと思いますか?
「4位の最有力候補は我々ではない。これまでと同じ希望と謙虚さをもって働き続け、勝利を収め続けなければならない。多くのチームに可能性があり、日程も非常に厳しい。過密日程を考慮しつつ、残留を目指して激しい戦いをしてくるライバルとも戦わなくてはならない。全ての試合が難しいものになるだろう。チームのプレーレベルには満足しているので、目標達成のためにもこれ以上の怪我人が出ないことを願っている」

──次節、バジェカスの試合でパレホが出場停止です。コクランの状態はいかがでしょうか?
「まだ難しい状態だ。次節に彼を起用できるかという見込みが立っていない」

──後半戦のバレンシアの巻き返しのキーポイントは何でしょうか?
「慌てず、戦術を信じて、それから選手たちの信頼を高めていった。同時に、シーズン前半戦に長期離脱していたフィジカル面で重要な選手たちが戻ってきてくれたことも大きい」

──これで17試合無敗です。チームは自信を持って戦っているように見えます。
「勝利は確実に自信と自尊心を与えてくれる。しかし、このチームには今の成績よりももっと大きな成果を得るための力があると信じている。我々は、人としてもプロとしても非常に優秀なレベルのチームを持つ幸運に恵まれた。ゴールこそ決まらなかったが、これまでもプレーの統計では非常に良い数字を残していた。最も大きな違いは得点数だ。シーズン前半戦と後半戦で同じ試合数で比較すると、後半戦は2倍の得点を挙げていることになる。抱えている選手を思えばこれは決して出来すぎではなく、今までが普通ではなかったのだ。偉大なクラブにかかるプレッシャーの中で、選手たちは立ち上がり、決して簡単ではないダイナミクスの変化を成し遂げた。彼らの功績だ」

──ガライのパートナーにロンカリアではなくディアカビを起用しました。彼をどう評価していますか?
「22~23歳と若いセンターバックだが大きな才能と素晴らしい感性を備え、バレンシアというビッグクラブで良い仕事を続けていると思う。今日の彼は良いプレーをした。次は今日ほどうまくいかないかもしれないが、全ての試合を完璧にプレーできる選手などほとんどいないことを私は理解している。重要なことは競争力を持つことだ」

──前節ハーフタイムで交代したゲデスとの間に問題はありませんか?
「彼とは良い関係を築いている。選手には時に自信を与え、時にモチベーションを与えなくてはならない。セビージャ戦でのハーフタイムの交代については誰よりも彼が一番考えたはずだ。もし私が彼を信頼していなかったら、セビージャ戦であの時間で下げた後に、今日スタメンで使うようなことはなかっただろう。彼はまだ若く、怪我の影響で難しいシーズンを過ごしている。この先、良い試合をする時ももちろんあるだろうし、そうでない時もあるだろう。それがサッカーであり、そうなることは普通のことだ」

──CURVA NORDがクラブへの不満から前半の応援をボイコットしました。この件について監督の考えを聴かせてください。
「後半に入って、前半より多くのチャントを聴いた。ほぼ満員のスタジアムがチームを支えるためにした努力によるものだと思う。もし問題があるのであれば、それを解決するための様々な方法があるのではないかと思う。スタジアムで最も賢いことはファンとチームが一体になっていることだ。我々は今季48試合プレーした。そしてあと11試合残っている。これがあと14試合になれば最高だがね。その中で我々はファンを必要としている。マドリーとの対戦でも、レバンテとの対戦でも、ヨーロッパリーグでビジャレアルとの対戦でも、選手たちが自信を失うことなく戦えるようにサポートしてくれるのはファンの声援だ」

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