前節：セビージャ戦の勝利でチームは、クラブ記録に並ぶ公式戦16戦無敗を達成しました。次節：レアル・マドリー戦でのクラブ新記録樹立を目指します。

マルセリーノ監督のチームは1月22日の国王杯：ヘタフェ戦1stレグで負けて以来、リーガ9試合、ヨーロッパリーグ4試合、国王杯3試合の合計16試合で9勝7分の成績を残しています。

16試合無敗を成し遂げたのはこれがクラブ史上3度目となります。1回目がラ・リーガが誕生する前の1925/1926シーズン、州リーグ(全18節)開幕から16試合で13勝3分という成績を残しました。17節でレバンテに敗れて記録は止まりましたが、チームはこのシーズンの州リーグを制しています。

2度目の記録がラモン・エンシナスが監督を務めていた1941/1942シーズンのことです。Delantera Electricaの5人が26試合で81ゴールを挙げてクラブ史上初のリーグ優勝を記録したこのシーズン、リーグ戦最後の12試合を10勝2分で過ごし、リーグ終了後に行われた国王杯で4連勝し、16戦無敗を達成しました。

実はクラブは「幻の無敗記録」を持っています。ラファ・ベニテス監督初年度の2001/2002シーズンのことです。

このシーズン、ベニテス監督のチームは開幕からリーガ13試合、UEFAカップ5試合、国王杯1試合の公式戦19試合で10勝9分という無敗記録を打ち立てました。しかしながら、開幕から10試合目にあたる国王杯：ノベルダCF戦でEU圏外の選手を4人(ジュキッチ、アジャラ、アイマール、セルバン)起用してしまうミスを犯し、バレンシアは失格処分となってしまいました。そのため、この19試合は無敗記録として認められていません。