バダルがレンタル移籍
VCFメスタージャの元スペインU-17代表DFカルロス・バダル(20)が、オーストリア2部リーグのSKアウストリア・クラーゲンフルトにレンタル移籍をすることが公式発表されました。契約期間は今季いっぱいで、買い取りオプションはついていません。
バダルは2008年、9歳の時にバレンシアに入団し、バレンシア一筋でプレーしてきたカンテラーノです。昨季VCFメスタージャデビューを果たし、今季から正式に昇格しました。カンテラの各年代でキャプテンマークを付けてきた、1歳下のギジャモンと並んでトップチーム昇格が期待されているDFの選手です。
本職がCBのバダルですが、今季は右サイドバックのレギュラーであったマルク・フェリスの長期離脱により、このポジションでの起用が続きました。しかし、チームは11月にオスカル・アロージョを補強。それ以降、出場機会を失うことになってしまったため、より多くのチャンスを求めての移籍となりました。
バダルは今季ここまで出場したリーグ戦9試合で、チームは2勝2分5敗、無失点試合2試合という成績を残しています。今季のチームが23試合で4勝、無失点試合4試合しか挙げていない事を踏まえると、バダルは決してこのチームで通用しないレベルにあったわけではないと言えるでしょう。初めてのバレンシア以外のクラブでのプレーで、逞しく育って帰ってきてほしいところです。