バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG

VCFJapan.org is the forum for Valencianistas in Japan.

Navigation
Valencia CF

VCF News

マルセリーノ監督のインタビュー(2018/11/15)

今週、マルカ・アワードに出席したマルセリーノ監督は、昨季勝点73を記録し、バレンシアをチャンピオンズリーグに導いた実績を評価され、ミゲル・ムニョス杯を獲得し、笑顔を見せました。しかし、今季の成績は昨季の成功からは程遠く、現時点でリーグ15位で、最低目標である4位とは勝点9差にあります。

そんな中、先週メスタージャでのヤング・ボーイズ戦でチャンピオンズリーグでの初勝利を収め、ヘタフェ戦でリーガ2勝目を挙げたこのアストゥリアス人監督は、チームの現状を分析しました。

マルセリーノ監督のインタビュー(2018/11/15)

──今週、昨季の最優秀監督としてミゲル・ムニョス杯を受賞したことで、昨季の良い時期を思い出しましたか?
「素晴らしいシーズン、全員で団結しての仕事の成果、選手たちの素晴らしいパフォーマンス、堅実なクラブの考え、そして今季と同じコーチングスタッフの仕事に対する賞だ。しかし、サッカーでは同じ仕事をしても同じ成功が保証されない場合がある。監督にとってこの賞を受賞することは難しいことだ。何故ならこの賞は、私の仕事よりも私の周囲の人々、特に選手たちの働きによるところが大きいからだ」

──このコーチングスタッフとこのチームは既に大きな成果をもたらしました。このチームに自信を持たなければなりませんか?
「私は、皆が毎日働いているのを見て、選手たちが今チームが置かれている状況をどのように感じ、どのように苦しんでいるかを理解している。だからこそ、このチームに完全な自信を持っているんだ。彼らは、多くの機会でピッチで行っている仕事と努力が実っていないと考えている。そして、このことは私をポジティブな気持ちにさせる。選手たちのこの苦しみは、彼らのメンタリティが勝者のものであることを意味しているし、再び勝つために良い仕事をするという気持ちがあるということだから」

──バレンシアが危機的状況にあると本当に感じていませんでしたか?
「たくさんの試合に負けて、ピッチ上での評価も悪く、自分たちにも理解できない感覚が残っている時、チームは本当に危機的状況だと言えるだろう。その観点から言うと、我々のほとんどの試合でそんなことは無かったと思う。今季の我々が本当に酷かったのはエスパニョール戦での45分間と、ヤング・ボーイズ戦での45分間、合計90分間だ。その90分間については、我々も自分たちのプレーができていなかったことを認めている。だが、その他の試合では、些細な要素が我々から勝利を遠ざけただけだと思っている」

──順位表を何度も見つめる日があるのではないでしょうか?
「私は見ていない。見なくなってからしばらく経ったよ。自分たちの仕事を分析し、試合や練習を分析することが私の仕事だからね。選手たちが直接与えてくれる答えが私をポジティブに考えるようにしてくれている。チームの競争力は全ての試合で維持されているし、我々は上昇するだろう。これまでの試合結果が我々がピッチで行った仕事に見合わない悪いものであることは事実だ」

──データでは守備面は素晴らしい数字を出しています。攻撃では何が欠けていますか?
「仕上げが欠けている。ゴールチャンスで決定的な仕事をするための喜び、自身、大胆さがね。これはストライカーだけじゃなく、全ての攻撃的な選手に関係するものだ。ゴールを決める前にゴールを祝おうとしてしまっているのかもしれない。だとしたら、そうなることも論理的だ。私は、多くのプロフェッショナルがこのような状況に苦しんだ経験があることを知っている。記憶に新しいところでは、昨季前半戦のクリスティアーノ・ロナウドもそうだね。そして、この状況はいずれ逆転するものだと思う」

──直近の2つの勝利が、今季のチームにおける転換点となると思いますか?
「私はこのチームが持っている多くの価値を信じている。以前の私は、困難な状況に直面した時、まずは変化を与えて、後に後悔することになる決定をくだしてきた。そして、そのような決断は意見の多様化や混乱を招く恐れがあることを理解した。この自分自身の経験を踏まえて、今季の私は昨季の経験を信じて続けていくことを選択した。うまくいけば、この2つのポジティブな結果が選手たちに喜びを与え、彼らの持つ能力に即効的に影響を与えてくれるだろう」

──今回の代表ウイークが、波に乗りかけてる流れを一時的に止めてしまいました。次節に何を望みますか?
「当然、勝つことを望む。チャンピオンズリーグで、今季メスタージャで勝てないという流れに区切りを付けることができたが、リーガではまだ勝てていないままだ。だからこそホームでのラージョ戦で、我々は勝たなくてはならない。昨季の我々はヘタフェに勝てなかったが、今季は勝った。昨季、我々が持っていた良い流れが途切れたのがヘタフェ戦だった。今季も状況は変化するはずだ。我々は連勝という流れに乗った良いチームであるという自信と勝利の精神のみを持って、現在と未来、そしてラージョ戦のことを考えなくてはならない。3連勝を達成するために」

──監督はパレホを批判から守りました。そして彼は負傷から戻り、チームに勝点3を与えるPKを決めました。
「パレホは多くの個性を持った選手であり、バレンシアに貢献したがっている。我々は彼が最高の状態にある時に、チームを流動的にし、輝かせ、ダイナミックにしてくれることを知っている。我々は全ての選手たちがそれぞれの最高のパフォーマンスを発揮できるように、そしてその集合体を勝利に変えることに挑まなくてはならない」

──バチュアイは監督のメッセージを理解したでしょうか?
「私はメディアを通じてメッセージを送ることは好きではない。コーチングスタッフとして、あらゆる面で対話、敬意、誠実を持とうとしているし、選手たちもそんな我々の考え方を理解してくれている。ミチー(・バチュアイ)にとって、新しいリーグで、新しい言語で、新しいチームメイトに囲まれ、チームの働き方と競争に適応しなければならない今の環境は難しい状況だろう。一般的に彼の態度は良いといえる。我々も彼の能力とチームでの活躍を確信している」

──ロドリゴにとって負荷のかかる代表招集はない方が良かったのでしょうか?
「今季の彼は、私にとって論理的な説明を見つけるのが難しい状況にある。彼の能力、才能、態度を考えると、サッカーには説明できないことが沢山ある、と言わなくてはならないだろう。だが、我々はロドリゴに絶対的な信頼を置いている。彼はゴールが無くても、多くの局面で試合に参加できるチームにとって非常に重要な存在だ。ピッチの最後の3分の1でダイナミズム、チャンスメイク、フィニッシュを生み出せる。一度、チャンスをゴールに変えられさえすれば、我々は再び彼の笑顔を見られるはずだ」

──ジョルジュ・メンデスと会長とのミーティングは、サンティ・ミナの契約延長についてでしょうか?
「契約上のことについては、私は関与していない。もし、クラブがサンティとの契約を延長することを決めたのであれば、それは彼がピッチの上で説得力のある仕事をしたからだ、ということになるだろう。彼は陽気な男で、非常によく練習もこなし、若く、ゴールを決め、チームのために働いている。クラブが彼に賭けると決めた場合、そこには私の完全な承認も入っていると考えてもらって構わない」

同カテゴリの前後の記事

« ジローナ戦を終えてマルセリーノ監督のコメント レンタル移籍中のビジャルバのインタビュー »

VCFJapan.org

El Rat Penat

スペインのサッカークラブ
バレンシアCFを応援する
ウェブサイトです。