出場停止中のマルセリーノ監督に代わりセルタ戦で指揮を執ったルベン・ウリアアシスタントコーチの試合後の会見です。

──試合を終えて
「ロッカールームは悲しんでいる。モチベーション高く戦ったし、選手たちは勝つための全てを出してくれた。結果は我々に悲しみを引き起こさせるが、明日から再び働き、今日の試合のような戦いを次の試合でもしたいと思う」

──開幕から未勝利が続きます
「勝てていないことについてはただ残念だ。だが、我々は野心とコミットを持っており、チームが与えているイメージによって完全に落ち着いている。我々は勝つために充分なものを作り出している。勝利の日はいつでもやってくるだろう。残念ながら今日はやってこなかったが、今日の我々は勝利に相応しい試合をした」

──後半に入ってから起きたチームの変化を心配していますか
「前半から大きく変わったとは思っていない。チームはソリッドだった。セルタのたった一度のゴールチャンスが失点になってしまった。今日の前半の出来だけでは勝つことは難しかったかもしれないが、後半の出来で勝つために充分な努力を見せたと思う。ただ、追加点を奪って試合を終わらせることだけが出来なかった」

──試合後に選手たちにどんなメッセージを送りましたか
「今日見せた内容の試合を再び作れるよう、我々がいつもそうしているように団結して家族になって働いていこう、という緊急性の無いメッセージだ。働き続けること、それ以外に我々がやれることは無い」

──昨季の好調なスタートとの違いはFW陣の出来でしょうか
「サッカーの世界では、ストライカーは波というものがある。今日の我々は、沢山の選手が相手ゴールエリアに到達し、ゴールを奪うために充分なチャンスを作り出した。おそらく、ちょっとした要素が欠けているのだと思う。昨季も一時期ゴールが奪えなかったが、缶のふたを開けた時、彼ら全員がゴールを量産した」

──試合後にロドリゴが怒りを見せていましたが、何があったのでしょうか
「彼は熱いハートを持った勝者だからね。我々がしなければならないことは、彼らストライカーの強化だ。サッカーで最も難しいことはゴールを決めることなのだから」

──チームが勝てない時、コーチングスタッフからのメッセージはチームに届かなくなっていきます。そのような状況を恐れていますか
「我々は、より多くの仕事を求める多くの才能を持った選手たちを揃えている。選手たちの声にも耳を傾け、協力しなければならない。勝利がいずれやってくることはわかっているので、この成績にもかかわらず、チームは比較的落ち着いていると思うよ」

──試合後に、チームへのブーイングがありました。聴きましたか
「私はそれを聴いていないが、ファンはその行為が適切であると証明したかったのだろう。そのこと自体が我々をイライラさせることは無い。より多くの仕事をし、魅力的な試合をし、スタンドからそれが鳴らないようにしなくてはならない。試合中も何も気付かなかったので、段はブーイングすることよりも試合に集中していたのだと思う。彼らが失望したのはチームの出来ではなく、最終的な結果についてではないだろうか」

──復帰後のコクランのレベルに驚いていますか
「コケは非常に素晴らしい個性があり、多くの引き出しを持つプレーヤーだ。負傷から復帰したが、バレンシアで重要なことを成し遂げるための野心にあふれている。少しずつ、チームの中で重要な選手となっていくだろう」

──カルロス・ソレールは、今日は中央でのプレーでした
「カルロスは彼の才能と彼のサッカーセンスを通じて、サッカー選手として成長を続けている。我々が求めるポジションでプレーすることができるプレーヤーだ。試合の性質によって彼をサイドに置いた方が良い時もあるし、中央に置いた方が良い時もある。今日の彼は素晴らしかった」

──不調の原因はフィジカルレベルにあるのでしょうか
「チームは成長を続けており、問題ないレベルにある。負傷者の問題は抱えているものの、その原因も調整不足ではなく、外的要因によるものだ。メンタル的に多少ナイーブになっているかもしれないが、原因がそこにあるとは思っていない」

──試合前にマルセリーノ監督と話しましたか
「試合前に選手たちを励ましに来た。最も苦しんでいるのが彼らであり、これまでに勝つべき試合を彼らが逃してしまっているのを見てきたからだ。結果こそ出ていないが、出る予感はすぐそこにあることを知っている。だからこそ、この線で続けていくよう選手たちを励ました。勝利はまもなくやってくるだろう」