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マテウ・アレマニーの公式会見

クラブのゼネラルマネージャーを務めるマテウ・アレマニーが昨日会見を行い、現在のバレンシアの問題について話しました。

マテウ・アレマニーの公式会見

──ゲデス獲得交渉について
「交渉はあらゆる面を総合して評価されるものだ。今回で言えば、彼を獲得したことだけではなく、選手の給与レベル、4000万ユーロの決済条件までも含めて評価されるべきであろう。キーポイントは異例かつ非常に柔軟な決済条件だ。2019年8月まで、我々は彼の移籍金について1ユーロさえも支払わない。そしてその後、6年かけて分割で支払う契約だ。このような支払い形態は選手獲得時におけるものとしては異例と言えるだろう。我々はこの条件を非常に良いものだと思っているし、8月まで支払う必要が無いので、4000万ユーロの支払いのための増資も必要ない」

──ゲデスの移籍金インセンティブの1000万ユーロについて
「機密保持条項の対象となるため、伝えられない条件がいくつもある。これは彼の今後6年間のパフォーマンスにかかっていくことだろう」

──クラブの支出について
「支出の数字については12月の会議のために準備している段階であり、まだ明らかにできないものもある。1年半前、我々は欧州カップ戦に出ていなかったため赤字を抱えていたことに加え、昨季のテレビ放映権料の減少もあり、選手を売る必要性があると話してきた。また、より多くの支出を減らすために給与レベルの高い特定の選手たちを放出しなければならなかった。今、その支出の種は解決した。我々はスポーツ面のバランスを優先させるべく、カンセロ以外の販売をせずに済むよう多大なる努力をした。おかげで、今季のチームの価値は、昨季よりも格段に上昇している」

──FFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)について
「ヨーロッパで最も厳しい審査を受けているのがスペインであることを忘れてはならない。我々は規則を遵守しているし、許されている限度枠の全てを使用しているわけでもない。何か不測の事態が起きた場合に備えて、1月のためにFFPのマージンを確保しておかなければならないからね。それがリスクマネジメントだ」

──銀行への支払い契約について
「銀行との契約がどのようになっているかはコメントを差し控える。適宜、決められた金額を支払うようになっている、とだけ言っておこう」

──新メスタージャ建設計画について
「根本的な変化としては、デロイトが働いているということだ。9月以降、不動産市場が大きく動いている。スタジアムに具体的な資金調達が出来ないうちは工事は再開されない。我々は市と合意した締切日を守っている。バレンシアの不動産市場は今が最適な時期だ。完成までの期限を延長するために何かを交渉する必要は無い」

──今季の補強について
「補強に満足しているだけでなく、チームのキープレーヤーを失っていないことにも満足している。価格面、スポーツ面の両方で素晴らしい夏になった。移籍市場で関係した全てのチームに感謝したい。チームの構成についても当初の計画通りにいった。4ヶ月前に私がこのチームが出来上がると言っても、誰も私を信じようとしなかっただろう」

──バレンシアの選手たちへのオファーについて
「あらゆるチームがバレンシアの選手たちに興味を持っていたことだろう。リーガ最年少のチームが4位に入ったのだから、そうでなければ奇妙なことだ。いくつかのオファーは届いたが、我々にとって正しい時期ではないと判断した。チームも選手たちも今後も成長し続けるし、将来的には今よりも良いオファーが届くことになるだろう」

──ロドリゴへのオファーについて
「移籍市場の終盤にオファーがあった時、万が一に実現してしまう可能性というのは誰もが持っていることだろう。それに備えて、我々はその状況を解決する準備をしなければならなかったが、それはしっかりとできていた。違約金を支払うクラブが出現した場合に、彼の代役を相場より高い価格で買わなくて済むような準備をね。最終的に全てがうまくいき、彼は我々と一緒に続けることになった。ただひとつ付け足しておくと、レアル・マドリーとの交渉はロドリゴに関するものではなかった。彼は7ヶ月前に契約延長し、高い違約金を設定している。我々は誰もが安心できる違約金を選手たちに設定しているつもりだ」

──アブデヌールの現状について
「状況は明らかだ。彼は2年のレンタル契約でマルセイユに出ている。2019年7月1日に彼の状況について検討するつもりだ。それまでは、彼はマルセイユで自身の状況を解決しなければならない。彼は今プレーしておらず、マルセイユも彼を戦力として数えていないのだから」

──アデルラン・サントスの現状について
「彼はブラジルリーグでプレーしている。16試合中14試合に出場した。レンタル契約が切れる12月に一度チームに復帰することになるだろう。レンタル先で出場機会を得ているとはいえ、何が起きるかは見てみないと分からない。プロとしてキャリアを続けられるような解決策を見つけたことは、彼にとって良いことになるだろう」

──パレホの契約延長交渉について
「彼はキャプテンであり、非常に重要な選手だ。彼がこの先も長い間、我々とともに居てくれることを願っている。彼がバレンシアで幸せであることは知っている。今後数ヶ月間のうちに何が起きるか見てみよう」

──右サイドバックの選手層について
「左サイドと同じように右サイドの選手層にも満足している。我々はバランスの取れたチームを持っていると思っているよ」

──ムリージョの買い取りオプションについて
「イタリアには強制買い取りオプションという習慣があり、トリノとシモーネ・ザザの例と同様に、最初の日から彼を買い取ることは決まっていた。彼については2年目に自動購入することになっていた。FFPのバランスを傾ける可能性のあるこのオプションは、私には理解できないことだが、イタリアではクラブを助ける形になるものらしい。なのでザザについても、レンタルという形ではあるが、既に購入が決まっていることだ」

──アメリカでのリーガ開催について
「試合開催時間の問題と同じだ。そうしてテレビ局の希望に応えることで、テレビ局が支払う金額が増え、我々に入ってくる金額も増える。それにより我々は良い補強も出来る。開催時間の対応と同様に、地元のファンには難しい決断を強いることになるが、これはクラブの収入を増やすというもうひとつ先のステップだ。アメリカでの試験的な試みであり、今後も継続するかどうかはまだ分からないものだ。それが我々にも影響を及ぼすようであれば、我々もそれを勉強しなくてはならない。昔からの慣習を打ち破ることが我々の頭を悩ますのは確かであるが、これは気まぐれで誰かを悩ますためのものではなく、収入改善のために行われるものと考えている」

──チャンピオンズリーグの組み分けについて
「今、私が心配しているのはベティス戦であり、チャンピオンズリーグはその後のことだ。チャンピオンズは非常に魅力的ではあるが、我々にとって最も重要なコンペティションはリーガだ。リーガで成功できなければそれ以外は全て無意味になってしまう。今季のチームもリーガで4位以上になることを目指して作られたチームだ。その観点からベティス戦はキーポイントになると思っている。非常に難しい試合になるだろう」

──ポルトガル人アタッカー、リカルド・カンポスについて
「買い取りオプションを保持している。ユヴェントスが彼にいくつかの選択肢を残そうとしているため、条件は複雑ではあるが、我々は彼を手元に残すという選択肢を持っている」

──チェリシェフのドーピング疑惑について
「その件については誰とも話をしていない。選手自身があらゆるタイプのドーピング検査を通過した、という事実がある限り慌てる必要は無い。私が思うに誤報だ。彼の父は成長因子について話し、成長ホルモンについても理解をしていたのだから。我々はロシア代表での彼とビジャレアルでの彼をチェックした。イングランドの新聞の間違い、それ以上でも以下でもない」

──マルセリーノ監督の契約延長について
「彼に何の疑問も感じていない。絶対的な信頼を置いている。彼は長期間クラブを任せるのに理想の監督だ。1月以降、彼の代理人とこのテーマについて話してきたが、我々の意思はつねに伝えてきた。その時期が来るのを待たねばならないことも理解していたから焦りは無かった。我々の状況が落ち着いた時期を見計らって発表に至った」

──アレマニー自身の契約延長について
「現時点で私はオーナーとクラブからの信頼を得ているが、誰もが永遠の存在ではない。ただ、私の状況は重要な問題ではない。彼らと一緒にこのクラブのためにどのくらいの時間を費やしていかねばならないかを見ていこう」

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