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ナチョ・ビダル退団、お別れの言葉

ナチョ・ビダル(23)の2部リーグのオサスナへの完全移籍が公式発表されました。4年契約、契約解除金は3000万ユーロで、ゴンサロ・ビジャールやナニのオペレーションと同様に移籍金が発生しない代わりに、ナチョ・ビダルの将来の移籍金の50%をバレンシアが受け取る、という条項と買い戻しオプションが契約に含まれています。

ナチョ・ビダル退団、お別れの言葉

2009年に14歳でエルクレスからバレンシアにやってきたビダルは、左右両方のサイドバックでプレーできるユーティリティ性を備えたプレーヤーです。バレンシアでの9年目となる昨季、トップチームに昇格し、開幕戦のラス・パルマス戦でプリメーラデビューを果たしました。第6節のレアル・ソシエダ戦ではアノエタでプリメーラ初ゴールも記録しています。

そのナチョ・ビダルはSNSを通じてお別れのメッセージを残しています。

「約10年前、14歳の時に僕は家を出て、バレンシアと契約しました。今ここを去るにあたって、不思議と同じ気持ちで居ます。ここに来てからの全ての時間を経て、このクラブが僕の新たな家となったからでしょう。あの頃は、この素晴らしいクラブに来たことで僕の人生がこんなにも飛躍することになるとは想像していませんでした。ここで素晴らしい時間を過ごしたからだと思います。そして今、そう考える時間が今まで以上に増えています。

サッカー選手になるという夢とともに人生を歩んできましたが、それがどれほど難しいことかを理解していたので、まずは人生を最大限楽しむことを目標に生きてきました。それが、このようにバレンシアの選手として信じられないような時間を過ごすことが出来たのです。

さよならを言う時が来てしまいましたが、いつも僕がそうしてきたように、笑顔で居たいと思います。あらゆる子どもたちが夢に見るプリメーラデビューという夢を叶えられたから。このクラブで、とても素晴らしい人たちと出会えたから。そして、今年の非常にレベルの高いチームで競争できたのだから。この愛すべきクラブでの全てが、僕を人として、サッカー選手として育ててくれました。

バレンシアでの全てに感謝の言葉しかありません。コーチングスタッフ、チームメイト、クラブの職員、メディカルチーム、調理師の皆さん、僕の人生を支えてくれたクラブにかかわる全ての人に感謝しています。願わくば、皆さんと僕の道が再び交わることを願っています。それが実現した時、僕は自分が強く望んでいた大きな成長を手にできたと言えるのだと思っています。

最後に。皆さんの愛情と信頼に感謝します。ありがとう。僕にとってかけがえの無い日々でした。
また会いましょう。Amunt Valencia!」

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