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マクシモヴィッチ退団

マクシモヴィッチ(23)がヘタフェに完全移籍することになりました。ヘタフェが公式発表したもので、移籍金は500万ユーロ、2024年までの6年契約とのことです。バレンシアは2021年まで有効の買い戻しオプションを保有します。

マクシモヴィッチ退団

昨夏、バレンシアにフリートランスファーでやってきたマクシモヴィッチでしたが、リーグ戦15試合(うちスタメン6試合)と多くの出場時間を得ることが出来ませんでした。出場機会を求めて冬のマーケットでの退団も噂されていましたが、マルセリーノ監督の希望もあり最終的にチームに残留。しかし、本職のセンターハーフではなく、負傷離脱したカルロス・ソレールの代役として右サイドハーフでのプレーがメインとなり、ソレール復帰後は再び出場機会を失うこととなりました。

バレンシアで不遇の一年を託ったことは、セルビア代表でのキャリアにも影響を与えました。予選では居場所を確保していたものの、最終的にワールドカップ本大会の23人の出場枠から落選。失意の一年となってしまいました。

今季は彼にとってチームでの居場所を確保するための重要な一年になるかと思われましたが、同じセルビア人プレーヤーのラチッチの加入、ユーティリティプレーヤーのヴァスの加入に加え、アキレス腱断裂で離脱中のコクランも10月には復帰予定となっており、センターハーフのポジション争いは昨季よりも一段と厳しいものになりました。

こういった要素が積み重なったことに加え、このセルビア人プレーヤーの気持ちはバレンシアからすっかり離れてしまいました。今回の移籍交渉において、バレンシアの買い戻しオプションを付けないことを強く望んだのは選手本人です。ヘタフェがオプションを付けない場合の移籍金(600万ユーロと言われています)を減額したがったため、最終的には折れる形になりましたが、彼はバレンシアとの関係を完全に絶ちたがっています。

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