バレンシアのトップチームは明日7月5日に新シーズン最初の仕事を行います。それに向けてマルセリーノが率いる技術部門は、トップチームに5人のカンテラーノを招集しました。彼らは7月9日に始動するミゲル・グラウのチームではなく、トップチームでプレシーズンを過ごすことになります。

一人目は昨季のVCFメスタージャのレギュラーGKを務めたクリスティアン・リベロ(20)。彼はジャウメ・ドメネクとネトに続く第3GKと務めます。そして、この役割はプレシーズンのみではなく今季一年を通じてのものとなるでしょう。クラブは既にGKの補強の可能性を捨てています。昨年クラブとの契約を2020年まで延長したこのカンテラーノは、今年の1月に国王杯ラス・パルマス戦でトップチームに招集されました。今回はそれに続くチャンスを得るためのアピールの場となります。

二人目は、DF陣の強化を期待されるハビ・ヒメネス(21)です。既にトップチームデビューを果たしている彼は、今季深刻なヒザの負傷により一年を棒に振ることになってしまいました。今週、2021年までの契約延長する予定となっているこのカンテラーノは、このプレシーズンでムリージョ、ガライ、ガブリエウ・パウリスタに続く4番目のCBとして(ヴェーゾは再びマーケットに出されています)、ディアカビの合流前にアピールに励みます。

三人目は、ガヤ、ラトに続く3番手の左サイドバック、センテジェス(18)です。昨季リーグ戦36試合に出場したセンテジェスは、VCFメスタージャでやるべきサイクルを終えました。今季はレンタルで、より上のカテゴリでプレーすることになるでしょう。

そして、アンドレアス・ペレイラとゲデスが去り、誰も居なくなった左サイドハーフのポジションを埋めるべく、アレックス・ブランコ(19)とシト(21)の2人も招集されました。ブランコはバルセロナから復帰して以来、バレンシアのカンテラの重要な財産となるひとりであり続けており、シトはロルカからの復帰後、VCFメスタージャの左サイドに安定をもたらしました。シトに関しては昨季、筋肉系統の故障もあり、マルセリーノに自身の持ち味をアピールすることが出来ませんでした。今季はそのリベンジを果たしたいと考えています。

また、レンタル先からはメドランとナチョ・ヒルのふたりが帰ってきます。マルセイユへの完全移籍を望んでいるアブデヌール、トルコリーグへの復帰を希望しているナニについては、マルセリーノがどのような判断をくだすか見ることにしましょう。