バルセロナ戦を終えてロドリゴとパレホのコメント
ゴールを決めたロドリゴと、パレホのバルセロナ戦終了後のコメントです。
──試合を振り返っての感想を教えてください。
「前半はバルセロナが圧倒的に優れていた。僕らの試合への入り方が悪く、ボールの後ろを走らされる時間ばかりだった。でも後半は立て直すことが出来たと思う。試合に勝つためのチャンスも充分にあったからね」
──取り消されたメッシのゴールについて何を感じますか?
「僕の位置からはわからなかったけど、皆がそう言っているんだからきっとゴールだったんだろう。審判は間違いを犯すものであることを認めなくてはならない。今回はたまたま僕らに有利に働いたけど、それもサッカーの一部だと僕は思う」
──バレンシアはタイトル争いに絡んでいけるでしょうか。
「次の試合にも勝って、その候補のひとつであり続けるつもりだ。僕らは今季素晴らしいスタートを切った。そのメンタリティを変える必要は無いと思ってる」
──ゴールをオルティ元会長に捧げていましたね。
「オルティさんとは何度か会ったことがあるんだけど、彼は僕のことを知らないはずなのに、会うたびいつも励ましの言葉をくれたんだ。今回、彼の葬儀に出席して彼の家族に会った時、すごく胸が痛んだ。だから今日の試合でゴールを決めたら、オルティさんに捧げることにした。そのために昨日、オレンジ色のかつらを買いに行ってきてね。ゴール裏でボールボーイをしていたカンテラーノ(ダビド・ヴァシレフ/バレンシア・インファンチルAのGK)に預けておいたんだ。彼にも感謝しないとね」
──今季の好調の要因のひとつが監督から命じられた食生活の改善だそうですね。
「それがプレーにポジティブな影響を与えてるのは確かだと思う。マルセリーノ監督からのダイエット指令で一番つらいのは夜にチョコレートを食べられないことかな。監督からは"チョコをかじるくらいなら俺をかじれ"って言われてる(笑) でも今日は許可が出たからチョコバーをまるごと1本食べるつもりだよ!」
──今日のバレンシアは前半が低調でした。
「彼らに一方的に支配された。決定機は多く作らせなかったけど、試合のペースを完全に握られてしまった。僕らも彼らのリズムでプレーさせられていたし、彼らの狙い通りの前半だった」
──でも後半、巻き返しましたね。
「自信を取り戻してピッチに出たんだ。楽しみながら、戦えた。今季のバレンシアがそうであったことを思い出しながらね。自分たちのエリアに巨大なスペースが出来ることを覚悟の上で、非常に高い位置からプレッシャーをかけていった。結果、何度も彼らのミスを誘発することが出来たと思ってる。最終的には追いつかれてしまったけど」
──取り消されたメッシのゴールについて何を感じますか?
「あれはゴールだった。でも審判も人間であり、時に誰かを傷つけることもあれば、時にはアドバンテージをもたらすこともある。今日の僕らはあの判定で恩恵を受けた。でも、まだ多くの試合が残っているし、僕らが傷つけられる試合もそのうちやってくると思う」