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サルバ・ルイスのインタビュー

早くから将来を嘱望されていたサルバ・ルイス。彼が患った骨髄異形成症という深刻な病気は、彼を長期に亘り無菌室に閉じ込め、選手としての成長を妨げる存在となりました。しかし彼は「出来るだけ早く復帰する」という強い意欲とともに、約2年の歳月をかけてこの病気を克服しました。今、このカンテラーノの公式戦復帰の日は着々と近づいています。

サルバ・ルイスのインタビュー

サルバは、先週の火曜日に行われたアルボラヤとの親善試合で再びサッカー選手としての戦いの場に降り立ちました。この試合で彼はキャプテンマークを付け、VCFメスタージャの左サイドバックとして前半の45分間をプレーしました。パテルナ練習場で育ち、テネリフェやグラナダでの武者修行を経験したサルバは試合後に「ずっと、もう一度バレンシアの選手としてこのシャツを着たいと思っていました。ピッチで最初にボールを蹴った時は、言葉にならないくらい特別な瞬間でした」と語っています。

──2年ぶりの復帰、おめでとうございます。今の心境はいかがですか?
「ありがとうございます。チームと共に数ヶ月練習してきて、数週間前から非常に良いフィーリングを得ていました。それでもやはり試合は特別です。人生の全てを捧げてきたこのクラブのキャプテンマークを巻いて、2年ぶりにピッチに立つというのは、まるでトップチームで再びデビューしたかのような感動がありました」

──アルボラヤ戦は前半のみのプレーとなりました。久しぶりの実戦での45分間は長かったでしょうか。それとも物足りなかったでしょうか?
「最初は久しぶりの感覚に戸惑いもありましたが、時間と共に快適にプレーできるようになりました。サッカー選手としての自分を楽しむことが出来たと思います。今はサッカーをすることが本当に楽しみなんです。ドクターも僕が公式戦でプレーすることに許可を出してくれましたし、次はもっと長い時間プレーしたいですね」

──あなたが苦しんだ病気は難病と呼ばれるものでした。今は完治したと言って良いのでしょうか。
「完治したと言うにはまだちょっと早くて、いくつかのディテールが残っている状態です。悪性でなくても、非常に厄介で時間がかかる疾患です。治療も非常に難しくて、長い時間をかける必要があります。しかも、チームが1部残留と2部降格の間に居るという非常に厳しい時間でこの困難はやってきました。でも、この経験が僕をより強くしてくれました。これからの僕は、今までの自分よりも良い選手になることができると思います」

──復帰までの道程は長かったですが、それでも治療・リハビリをやり遂げたあなたをリスペクトします。
「家族、友人、彼女、チームメイト・・・多くの人が僕を支えてくれました。彼らなしでは、僕はここまで戻ってこられなかったでしょう。火曜日の親善試合には、僕の家族・親族のほぼ全員、代理人、友人が来てくれて、客席に居た人たちの半分は僕の関係者だったと思います(笑) 試合が始まるのを待ちながら、とても感傷的な一日を過ごしました。試合後には皆が僕を祝福してくれました。彼らだけじゃなく、トップチームの選手たちも。全てが幸せでしたし、僕を励まし応援してくれた皆に心から感謝しています」

──今季のチームでのあなたの役割はどのようなものになるのでしょうか。
「守備陣の負傷者、出場停止、代表招集による選手不足という問題を抱えていますが、幅広く、若いチームだと感じています。僕はこのチームでは年長者ですから、皆をサポートすることが出来ると思いますし、それが出来たら幸せです。リーグでは13位ですが、継続的なポジティブな流れを作って、可能な限り上に行きたいです。まずは降格圏(16位以下)から離れたいですね」

──ペネフ監督も経験豊富なあなたにかける期待は大きいと思います。
「今、僕が考えていることはもう一度プレーし、出場機会を増やし、信頼を得ることです。前の自分に戻るのではなく、毎日働いてより良い選手になることを考えています。今、僕は自分が目指さなくてはならない場所をはっきりと理解しています」

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