バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG

VCFJapan.org is the forum for Valencianistas in Japan.

Navigation
Valencia CF

VCF News

元バレンシアのネグレドのインタビュー

今夏ベシクタスに移籍したネグレドのインタビューです。ミドルスブラでのレンタルを終えた時点で彼は、バレンシアを退団することを知っていました。

元バレンシアのネグレドのインタビュー

──ベシクタスでの生活はいかがですか?
「心から幸せだと言える。イスタンブールは交通の便が良い割りにとても美しく、住むにも最高の街だ。王者のチームでの新たな経験も楽しんでいるよ」

──トルコのサッカーに触れてみての驚きはありましたか?
「ここのサッカーについては、おそらくここを知らない皆さんとは異なる意見を持っている。非常にハイレベルなチームがいくつもあるし、ファンも熱狂的で、アウェーでの試合は本当に難しくなる。リーグ自体の競争力が高いんだ。私たちのチームは徐々に調子を上げているが、既に痛い敗戦も喫してしまっている」

──ベシクタスのファンはいかがですか?スタジアムはまるで違う何かのような轟音を放っていますよね。
「彼らの声が止むのはハーフタイムだけであり、それも後半に向けて力を蓄えるためのものだ。スペインの雰囲気とは違うね。ここではスタジアム全体がジャンプして声援を送ってくれる。ここのファンの情熱は感動的だよ。セビージャやバレンシアのような素晴らしいサポーターグループを抱えているチームでプレーする幸運も私にはあったけど、ベシクタスのファンが生み出す空気は特別なものだ。他に比べるものが無いほどにね」

──彼らはチームに忠実ですが、要求は厳しいですよね?
「そうだね。何かを要求する際に過激な行為をする人たちも居る。彼らにまあまあという概念は無い。非常に良いか、非常に悪いかだ。過激な行為を目にすること無く、静かに道を歩いてこの美しい街を楽めたらいいなと思っているよ。そのためにはよりチームに貢献しないといけないと思ってる。アシストは出来ているけどゴールも少ないし、出場時間も多くない。ストライカーはゴールが必要なんだ。今の私にはポジションを勝ち取るために働き続ける、という選択肢しか無い」

──あなたの前所属チーム・バレンシアが好調です。
「今季のバレンシアは驚異的な仕事をしていると思う。躍進の鍵はもちろんマルセリーノだ。昨季まで私たちは良い仕事を出来ていなかったし、ファンが求める要求に応えることができていなかった。決して最高の状態ではなかったバレンシアにとって彼の招聘は最も必要とされていた要素だったと思う。加えて、良い補強をし、チームを一段押し上げることの出来るカンテラーノたちが居る。皆が良い仕事をしていると思うよ」

──このバレンシアの変化をどのように説明しますか?
「この職業においてはよくあることだと言える。立ち上がった2分後に地面に居る事もあるんだ。この仕事に付き物のこととして受け止めなければならない。今季のバレンシアの考えはゼロからのスタートだった。新監督、チームの刷新、そして結果がそこにある。個人的にもマルセリーノを知っていたし、彼がチームに何を与えることが出来るかをわかっていたから、この変化は驚きではないよ」

──バレンシアでキャリアを続けられなかったことはあなたにとってショックでしたか?
「イングランドへのレンタルから戻った時、プレシーズンが始まる前に、既に私はバレンシアに居られないことを知っていた。だから私はベシクタスのようなクラブに来ることを決断したんだ。バレンシアを去ったことは後悔していないし、彼らの幸運を祈ってる。バレンシアには家族のように親しい友達も居るからね」

──バレンシアに居られなくなった決定的な理由は何だったのでしょう?
「最初にマルセリーノと話した際に、バレンシアの経済状況が良くないため、エンソ・ペレス、ジエゴ・アウヴェスと私の3人がクラブを去らなければならないことを告げられた。それでも、マルセリーノは私のプレースタイルを好んでくれて、プレシーズンの私の働きに満足していると言ってくれた。プレシーズンの間、彼はずっと私を戦力としてカウントしようとしてくれていたが、クラブの方針が明確だったため、やはりバレンシアに残ることはできなかったんだ。退団が決まっているにもかかわらず私をそう扱ってくれたマルセリーノには感謝しているよ」

──あなたは既に長いキャリアを持っていますが、振り返ってどのように評価しますか?
「サッカーを通じて得た経験の全てがポジティブなものだが、バレンシアでの最後の時期だけはそうではなかった。クラブも私もクオリティに欠けていたし、求められるレベルの仕事ができていなかった」

──レアル・マドリーでのキャリアもポジティブになるのですか?
「カスティージャ(マドリーB)で降格を経験したが、ポジティブな経験を得たと言える。そのチームから12~13選手がプリメーラのクラブに行ったんだ。私はウナイ・エメリ監督から声がかかりアルメリアに行ったが、彼からは多くの影響を受けた。私がサッカー選手として成長した素晴らしい2年だった。そしてセビージャのような偉大なクラブに行き、私のキャリアで最高の時季を過ごした。ひとつのクラブに腰を据えて働けたこと、人々から認められたことは幸せなことだった。マンチェスター・シティでの経験も非常に良いものだった。プレミアリーグもカップも勝ち取ったのだからね。シティでの最後は良くなかったかもしれないが、素晴らしい才能を持った選手たちに囲まれ、より良いサッカー選手になることができたと感じられたんだ。バレンシアでは・・・1年目はチャンピオンズリーグ出場権を獲得できたことは成功と呼べるかもしれないが、生まれ変わりたてのチームだったにもかかわらず、皆が期待していた以上の成果を出してしまった。出来すぎてしまったんだ。それが全てが壊れた理由だと思う。ファンとの関係も壊れてしまった。物事がうまくいかない時には、あのようになってしまうのは当然のことだった」

──バレンシア凋落の責任はどこにあったのでしょうか?
「選手たちは勿論、クラブにも低迷の責任はある。ファンの振る舞いに間違いがあったとは思わない。彼らはサッカーを楽しむためにスタジアムに来ているのだし、良いシーズンの後に悪い成績が続いたら関係が破綻してしまうのも無理は無い。結果が付随し、ファンがチームと共に居てくれる時に全てが始まる。私はルフェテの手によってバレンシアに連れてこられた選手の一人だが、彼がクラブを去ってから、SD(スポーツディレクター)が居ない状態が続いた。いや、正確には我々選手たちがSDを会うことが無かった。ピッチの中でも外でも良い状況ではないことの証明だった」

──あなたはウナイ・エメリから多くの影響を受けたのですか?
「アルメリアに行ったのは彼から声がかかったからだ。彼から連絡をもらった時、彼の言葉が私の心を動かしたんだ。それまで彼のことは知らなかったが、一緒に働いてからは彼に何度も驚かされることになった。彼は一日中サッカーのことを考え、サッカーのために働きすぎていた。彼の試合前の話はいつでも特別だった」

──クラブレベルでは素晴らしいキャリアを持つあなたも、代表では継続して呼ばれることがありませんでした。
「私が代表に呼ばれ始めた頃、チームは9番を置かないシステムで戦い始めた。加えてベンチには、私以外にもトーレス、ジョレンテ、ソルダードが居た。確かに継続性は無かったが、私が代表でプレーした時には監督の期待に応えたつもりだ。2012年の欧州選手権は最高の経験だった。私は代表も含めて自分のキャリアに後悔は無い」

──いくつかのクラブでの経験を後悔することも無いのでしょうか。
「もしかしたら、より良い選択肢を選べた機会もあったのかもしれないが、それでも後悔はしていない。多くの偉大な選手たちと一緒にプレーするという幸運に恵まれた。私の一番のお気に入りはシルバだ。彼はサッカーにとって、そしてスペイン代表にとって最高の才能を持っている。アグエロとのプレーも楽しかったが、シルバとのプレーは最高だった」

同カテゴリの前後の記事

« レガネス戦を終えてマルセリーノ監督のコメント サルバ・ルイスのインタビュー »

VCFJapan.org

El Rat Penat

スペインのサッカークラブ
バレンシアCFを応援する
ウェブサイトです。