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ヌーノ監督のお別れ会見

セビージャ戦後の辞任が発表されたヌーノ監督のお別れ会見がメスタージャのプレスルームで行われました。

──セビージャ戦前の時点で、辞任の決断を知っていた人は居ますか?
「ピーター・リムとチャン・レイフン以外の誰とも話していない。試合前に選手たちに伝える事は不合理だと考えた」

──ルフェテとサルボがクラブを去った後、あなたに対して批判的な人たちによる組織的な運動があったのでしょうか。
「私にはわからない。もしあったのだとしても私は知らなかった。だが、プレゼンテーションの日の反応に驚いた事は確かだ。昨季の目標だった4位以内に入るというスポーツ面での成功を収めた後だったからね。それはスポーツ面では無く、ソーシャルなテーマだ。ファンがブーイングをしたのは、私がクラブのプロジェクトに相応しい人間ではない、と考えたからだろう」

──ファンの不満の要因を理解していますか?
「多くの事が報じられてきた。私はバレンシアのトップチームの監督であったが、それ以上の権限を望んだことは無かった。昨季のような良い試合を続けられなかった事、良いパフォーマンスを見せられなかった事については私に責任がある」

──スポーツディレクターを置かないというクラブの決断は間違いだったのでしょうか。
「クラブによって様々なモデルがある。チャン・レイフンはそのモデルを採用し、チーム作りを進めるという決断をした。私はクラブのいち従業員として自分のベストを尽くしたし、出来る事はすべてやった。クラブが採用するモデルのために自分のベストを尽くした。公開している事は何もない」

──ルベン・バラハにスポーツディレクター就任を依頼したのは事実ですか?
「長い間、多くの問題について酷い言われようをしてきた。このテーマもそのうちのひとつだ」

──ジョルジュ・メンデスについてあまりに多くの話題が出ていた事はあなたを傷つけたでしょうか。
「メンデスはバレンシアをあらゆる面で助けている。私が言える事は、彼が連れて来た選手のほとんどは、近い将来に世界トップクラスの選手達となるだろう、という事だ。ラファ・ミルはフベニールでプレーしていた選手で、契約も終わろうとしていた。そしてヨーロッパ中のビッグクラブがラファの獲得を熱望していたが、代理人であるメンデスがラファにこのクラブに留まる事を決断させた。そして今、ラファはバレンシアが持つ大きな財産のひとりだ」

──メンデスが連れて来た選手達は大きな批判の対象となっていました。
「我々のスポーツ面の計画は最高のものだと今でも思っている。我々には大きなポテンシャルと高いクオリティがあるチームがあった。数人の選手たちは自分たちのベストを出せなかったかもしれないが、それは監督である私の責任だ」

──若い選手たちでプロジェクトを進める事が今でもバレンシアにとって良いと考えていますか?
「昨季、リーガで最も若いチームがクラブ史上最高の成績を残した。そしてリーガで最も若いチームが今夏チャンピオンズリーグ出場を決めた。若いチームが必要としているものは信頼だ。彼らを信じ、彼らに賭けるという事だ。そうすれば選手たちはもっともっとチームに貢献できる。クラブが採用したのはビッグネームを買い揃えるというプロジェクトではなく、飛躍の余地が有りクラブの顔となれる選手と共に進むプロジェクトだ。そしてもうひとつが、アカデミーから選手たちを育て上げるプロジェクトだ。我々はそれに基づき、選手たちと接してきた」

──ネグレドとはこれからも友人関係を続けていくのでしょうか。
「もちろんだ。サッカーの監督になる事は決断する事を伴う。監督はその時その時で、最高の状態にある選手たちを活用しなくてはならない。昨季のネグレドはシーズン序盤に苦労したが、終盤に向けて徐々に復調していった。今季は良い形でシーズン開幕を迎えたが、最近は明らかにパフォーマンスが低下していた。彼との間に個人的な問題は何も無い。パフォーマンスの問題だ」

──バレンシアは次の監督に誰を選ぶでしょうか。
「答えるのが非常に難しい質問だ。それはクラブが決める事であり、私がコメントする事は無いだろう。だが、バレンシアは今非常に良い手の中にある、という事は言っておきたい。ピーター・リムがクラブにチャンスを与えた。彼は私の人生において最も素晴らしい男のひとりだ。500日以上もこのチームを率いるチャンスを与えてくれたリムに心から感謝したい。そしてバレンシアの新監督は就任と同時に偉大なチーム、偉大な選手達を手に入れる事が出来るだろう」

──ボロは暫定監督を務めるための準備が出来ていると思いますか?
「彼は準備が出来ている。選手達とも非常に近く彼らの事をよく知っている人物だ。彼自身は体制の変化の合間を繋ぐ役目という気持ちでいる。しかし、私は彼を信じている。彼はこのクラブで私を大いに助けてくれた。過去にチームメイト(デポルティボ時代)だった事もあるくらいだし、お互いの事はよく理解していたよ。今はただ彼の幸運を祈っている」

──今後のプランについてお聞かせください。
「出来る事ならすぐにでも監督の仕事に戻りたいと思っている。チャンスを与えてくれるクラブがあればね」

──最後に何か言いたい事はありますか?
「世界最高のクラブのひとつであるバレンシアを指導できた事は名誉であり、誇りだった。このクラブの監督である事の喜びをいつも感じていたよ。私はここを去るが、そこには何の遺恨も無いし、これからもバレンシアニスタのひとりである事はきっと変わらないだろう。皆さんにはさよならではなく、また逢いましょうという言葉と共にお別れしたい」

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