獲得が発表されたアブデヌールのプレゼンテーションが昨日メスタージャで行われ、2000人以上のファンが駆けつけました。

またプレゼンテーションの後にはVIPルームで入団会見が行われました。バレンシアの選手としての最初の公式会見に臨んだこのチュニジア代表DFは、会見の冒頭で「わたしはとても幸せです」とスペイン語で話し、続くメディアからの質問にはフランス語で答えました。

──新天地にバレンシアを選んだ理由
「バレンシアが欧州のビッグクラブである事、そしてクラブのプロジェクトが興味深いものだった事が決め手となりました。私には多くの選択肢がありましたが、バレンシアからの熱心なオファーに感銘を受けました。ハイレベルなスペインのサッカー文化も好きでした。だから私はこのクラブに自分のキャリアを賭ける事を決断しました。バレンシアに来た事が間違いではなかったと確信しています」

──新たなチームの印象について
「デポルティボ戦を観戦しました。結果はネガティブなものでしたが、このチームはまだまだ成長すると感じました」

──オタメンディが付けていた背番号23を付ける事について
「バレンシアのオファーを受ける前からオタメンディのプレーをよく見ていました。彼にはマンチェスター・シティでの成功を祈っています。そしてここに来る前から私が好きな背番号は23番でした。僕の最初のクラブでの番号でしたし、トゥールーズでも23番を付けていました。モナコでは他の選手が付けていたので希望は通りませんでしたが、今回再びこの番号と巡り合えた事を嬉しく思っています」

──交渉の経緯について
「土曜日にモナコのオフィスで私と、私の代理人、そして両クラブの会長とピーター・リム氏で交渉を行いました。加えてヌーノ監督からも電話をもらっていました。監督はクラブのプロジェクトについて僕に話し、このクラブで僕が成長できるだろう、と言ってくれました。長い時間話しましたが最後に、一緒に素晴らしいシーズンを過ごそうと言ってくれました。そこで私は"明日そこに行きます"と返答しました」

──他クラブからの興味について
「昨季、モナコは素晴らしいシーズンを過ごしました。チームはすごく強かったですし、モナコの選手達が多くの関心をもたれる事は当然の事だと思います。私の代理人は今夏、私のためにバルセロナ、ロンドン、イタリアを駆け回ってくれました。でも、私は今ここに居られて幸せです」

──バレンシアニスタの要求の高さについて
「ファンがチームに要求するのは普通の事です。バレンシアのような名門クラブはとても多くのファンが居ますし、メスタージャに駆けつける55000人以上のファンをリスペクトしています」

また、チャン・レイフン会長はこの新加入選手について次のように語っています。

「アイメンはバレンシアでプレーする最初のチュニジア人プレーヤーとなりました。現時点で欧州最高のDFのひとりであり、若く、そして強く、大きなポテンシャルを持っています。私たちが彼にコンタクトをとった時点から、彼は私たちのプロジェクトに興味を持ってくれました。彼が私たちを選んでくれた事を嬉しく思います」