今夏マンチェスター・シティに移籍したオタメンディがESPN FC Argentinaのインタビューに応えました。

そのインタビューの中でシティへの移籍について、またバレンシア退団について話しています。

──移籍先をマンチェスター・シティへに決めた理由について
「プレミアリーグでプレーする事は小さい頃からの夢だった。コパ・アメリカの前からクン(・アグエロ)と話してシティが興味を持ってくれていた事を知った。沢山のアルゼンチン人選手が居る事を知っていたし、俺にとってはそれも移籍先を決める重要な要素だった。その後にペジェグリーニと話す機会があった。彼はピッチ上のリーダーとして俺のようなセンターバックが必要だと言ってくれた。シティのプロジェクトも魅力的なものだったし、このチームで素晴らしいシーズンを過ごしたい。リーグタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグでも出来るだけ上に行きたい」

──初挑戦となるプレミアリーグについて
「すべての国が異なるサッカースタイルを持っている。ピッチでは自分の個性を生かし、監督の期待に応えてベストを尽くし、試合ごとに自身を成長させる事を目標としていきたい。ポルトガルやブラジルでもプレーしたが、バルセロナやレアル・マドリー、アトレティコとらと対戦するリーガがこれまでプレーしてきた中で最も競争力のあるリーグだと感じた。昨季のバレンシアはチャンピオンズリーグにストレートインしても良いだけの勝点を獲得した。そうはならなかったが、沢山の非常に若い選手たちと2～3人の27～30歳の選手で構成されたチームで挑んだ新たなプロジェクトだった。今思えば確実にギャンブルだったと思う」

──シティとの5年契約、4500万ユーロという移籍金について
「世界で最も高価なセンターバックのひとりという評価を与えてもらった事を誇りに思う。だが、ピッチでは言い訳ができない事も知っている。プレーする時はチームに良い貢献が出来るよう努力したい」

──バレンシアでの1年間について
「バレンシアでは非常に素晴らしいプロジェクトを与えられ、信じられないくらい良い1年を過ごす事が出来た。そのプロジェクトは俺が居なくなっても着実に続けられていく事だろう。彼らがチャンピオンズリーグ本選出場を決めた事を心から祝福したい」

──バレンシアニスタたちの怒りについて
「バレンシアのファンの反応は理解できるし、俺はそれらの全てを受け入れる。何を言われても仕方ないと吹っ切れていたし、自分が最も大好きなサッカーをする事だけに集中した。決断をする時はサッカー面の事だけでなく、家族同然のチームメイトたちの事ももちろん考えた。だが、小さい頃からの夢を諦める事は難しかった。自分のサッカー選手としてのキャリアで最高の瞬間にたどり着くチャンスだと思ったからこそ、難しい決断をした。電車が出発するのは一度だけであり、それに乗り遅れたら次は無いのだから」