カデナ・コペの番組「Partido de las 12」にてネグレドのインタビューが行われました。

──今季最初の試合でのゴール、おめでとうございます。公式戦ではなくてもゴールは嬉しいものでしょうか。
「ありがとう。ストライカーにとってゴールを決める事は常に重要だ。もちろん私も例外ではない。それが練習試合であっても公式戦であってもね。何故ならゴールというのはいつでもストライカーに自信を与えてくれるものだからね」

──昨季のご自身の成績には満足していないと思います。今季は汚名返上のシーズンになるでしょうか。
「今季を再評価されるためのシーズンにしたいとは考えていないし、誰かに何かを証明しなければ、というプレッシャーも感じていない。ただ、ファンに喜んで欲しいだけだ。そのために私はバレンシアに来たし、実際にそうしたいと強く思っている」

──今夏はフロント内での人事問題があり、サルボとルフェテがクラブを去りました。チームに影響はありますか。
「我々はクラブに何が起きたかを理解しているが、我々はプロであり、クラブの喧騒がパフォーマンスに影響を与える事があってはならないと思っている。サッカーの世界では、誰かが来て誰かが去るというのは付き物だけど、重要な事は我々が望んだ通りに物事がうまく行くように、チーム全体が同じ方向に舵を漕いで行く事だよ」

──今夏、完全移籍してバレンシアの選手となりましたが、それでもあなたの代わりに新たなストライカーが来るという噂が出ています。
「バレンシアを離れようという気持ちは一度たりとも思った事は無い。私は落ち着いているし、今もハードワークをこなしている。このクラブで快適に過ごしているし、ここで幸せだからだ。こういう話題もサッカーに付き物だという事は分かっているが、私はいつでもここに居たいと言ってきた。今夏、私はプレシーズンの準備を充分にしてきた。足のケガで思うように過ごせなかったここ2年とは違い、今季は良い感触を得ているんだ。今の体重は昨季よりもだいぶ少ない88kgだが、これは今夏、肉を食わずにガスパチョばかり飲んでたからこうなった(笑)というのは冗談で、ハードワークでだいぶ絞って出た数字だ」

──チャンピオンズリーグのプレーオフがありますが、今季のチームにとって非常に重要な2試合となりますね。
「プレーオフが今季の我々のシーズンの戦い方を決める事になる。我々にとって今季の最初の目標であり、そこに向けて初日から強度の高いメニューをこなし、非常に良い準備をしている。この2試合までに最高の状態に持っていかなければならない。上手くいけば毎週火曜、水曜にチャンピオンズリーグのイムノを聴く事が出来るだろう。そしてそれが昨季の我々の素晴らしい仕事の成果となるはずだ」

──スペイン代表への復帰、という目標はいつでもお持ちなのでしょうか。
「私ほど再び代表でプレーしたいと強く思っている人間も居ないと思う。だが、焦っても実現する事は無い。一歩ずつ、まずはバレンシアで沢山プレーして、私のチームのためにゴールを決める。それだけが唯一代表チームへ復帰する方法だからね。デル・ボスケ監督は常に私を戦力として頭に入れてくれた。招集されるたびに幸せを感じていたのは確かだが、再びそこに行くためには自分のプレーを改善しなくてはならない」

──今の代表チームを見て思う事はありますか？
「代表チームのプレースタイルは変化した。今の代表チームに居る選手たちは、以前のスタイルでプレーしていた選手たちではない。だからこそ、新たなシステムを探しているのだろう」

──セビージャ時代にシーズン25ゴールを決めましたが、イングランドではケガもあり、この数字を残す事はできませんでした。バレンシアでこの数字を達成する事は可能でしょうか。
「ゴール数を目標にあげるのは好きではないし、これまでも目標としてあげてきた事は無い。自分のシーズン記録が25ゴールなのは知っているが、それを超える事を目標として定める事もないだろう。もちろんその数字を超えられる事をいつでも願っているけどね」

──今季のバレンシアの国内のライバルはどの辺りになりそうですか？
「他のチームのプレシーズンの動きもチェックはしているが、今季もおそらく例年と同じチームがライバルとなるだろう。アトレティコもセビージャも、ビジャレアルも良い補強をしている。だが、それは我々も同じ事が言える。我々のチームも良い働きをしていると思うよ。ただシーズンの目標達成のためには、最低でも昨季と同じくらいはやらなければならないだろう」