昨夜、アマデオ・サルボCEOの辞任が公式発表されました。また、それに併せてサルボとチャン・レイフン会長の公式会見が行われました。

アマデオ・サルボ
「チーム、ファン、取締役会の仲間、プレスの皆様への敬意として公式に挨拶したく思っていました。シーズンが終わる6月30日をもって、私はクラブを去ります。カンセロやカイオの獲得に関する意見の相違が辞任の理由ではありません。これらはスポーツ面のテーマであり、CEOの立場に居る人間がその理由だけで去る事はありません。

辞任の主な理由は2つあり、1つは私の父が癌を抱えており、家族、そして家業が難しい時期にある事です。これは5月24日にピーター・リム氏に伝えていました。

もう1つは、過去にも話している通り、私は長い時間ここに居るつもりはなかったという事です。元々12月1日の時点でここを去るつもりでいました。新たな経営陣は私に絶対的な権限を与えてくれましたが、私が100％貢献できている状況でなければこの役職を降りるつもりでいました。そして、今季を終えた時にそれを強く感じました。私は今までのようにバレンシアの役に立つ事が出来なくなりました。今は、12月に去る事が最善だったのだろうと感じています。

今日は私にとって非常に苦しい一日です。私が会長となった2年前、クラブは確実に今よりも悪い状態にありました。しかし今、クラブは復活し、成長を続け、再び夢を見る事が出来るようになりました。バレンシアは正しい道を歩んでおり、チャン・レイフンとピーター・リムと共に素晴らしい未来を持っています。ファンの皆様にはいつでもチームをサポートしていただけるようお願いしたいと思います。そして今から私も、会長になる前と同じようにファンのひとりとしての生活を送っていく事になるでしょう。

人生は長いです。私はバレンシアで幸せな時間を過ごしました。またここに戻ってくるかどうかを言う事は出来ませんが、今はその事については考えていません」

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チャン・レイフン会長
「彼は私たち取締役会とピーター・リムのために非常に大きな努力をし、全てをクラブのために捧げてくれたリーダーでした。私たちは彼のバレンシアニスモへの貢献を高く評価しています。そして今、彼にとって困難であるこの時期に家業に戻らなくてはならない、という彼の決断を尊重しています。彼の辞任は私にとっても非常に苦しい事ですが、バレンシアというクラブが我々にとって全てであり、時間を開ける事無く全員が結束する事を確信しています。私の目標は、ファンや株主からの信頼と支持を得る事です」