今季、トップチームのアシスタントコーチを務めたイアン・キャスロ(28)がクラブとの契約を解除し、退団する事になりました。BBCの報道によると家庭の事情により母国スコットランドに戻るとの事で、グラスゴー・レンジャーズの監督に就任する可能性についても報じられています。

キャスロは22歳でサッカー選手としてのキャリアに終止符を打ち、指導者への道を歩み始めました。そして昨夏、ヌーノ監督と共にバレンシアにやってきて、27歳の若さでトップチームのコーチングスタッフ入りをしました。

イアン・キャスロ
「ここでの仕事は貴重な経験であり、非常にやりがいのあるものでした。素晴らしい街、そして素晴らしいクラブで信じられない1年間を過ごす事が出来たと思っています。ここで働ける機会を与えてくれたバレンシアに感謝しています。また、ポルトガルやスペインのような欧州最高のリーグで一緒に働けた事について、ヌーノにも感謝したいと思います。バレンシアを去る事、ヌーノと離れる事は非常に難しい決断でした。全ての面でバレンシアに相応しい成功を皆さんが手にする事を祈っています。」

ヌーノ監督がリオ・アヴェで監督としてのキャリアをスタートさせた時から、右腕として働いてきたキャスロ。彼を失う事はヌーノ監督はもちろん、チームにとっても痛手となります。

今後についてですが、ヌーノ監督が新たに後任を迎え入れるのか、もしくは第2監督のルイ・シルバ、フィジコのアントニオ・ディアスと3人体制でやっていくのか、現時点では不確定となっています。

関連記事
ヌーノ監督のスタッフたち