今季ビジャレアルにレンタル移籍していたビクトル・ルイスがそのままビジャレアルに完全移籍することになりました。移籍金は270万ユーロ、インセンティブで30万ユーロが追加されます。

このカタルーニャ人DFは今季、マルセリーノ・ガルシア監督のチームで完全な信頼を得て33試合に出場しました。そのためビジャレアルの今夏の補強の優先順位は新たなCBを市場で探す事では無く、バレンシアと合意に至る事でした。

ビクトル・ルイスのレンタル移籍には400万ユーロでの買い取りオプションがついており、その行使期限は6月30日となっていました。しかしビジャレアルは、ビクトル・ルイスの契約年数があと1年である事を理由にこの金額での買い取りを拒否し、バレンシアに270万ユーロのオファーを提示してきていました。

4年前に彼の獲得に800万ユーロを費やしたバレンシア側も、ホドリゴ・カイオの獲得が中止となり、オタメンディが退団を希望しているにも拘わらず、彼がヌーノ監督の構想に入っていない事から、ほぼ提示額通りでオファーを受け入れました。

CBの層が薄くなる事、ハビ・フエゴのバックアッパーが不在な事を踏まえると、CBと守備的MFの両方をこなせる彼のようなタイプの選手は重宝しそうなのですが、残念です。