ジエゴ・アウヴェスがリーガ史上最もPKを止めたGKに
マドリー戦でクリスチアーノ・ロナウドのPKを見事に止めたジエゴ・アウヴェス。2007年にスペインに来て以来のリーグ戦でのPKストップ数を16とし、元スペイン代表GKアンドニ・スビサレッタの持つリーガ最多記録に並びました。
このブラジル人GKの記録がスビサレッタの持つ同記録よりも称賛を浴びるのは、なんといってもその阻止率にあります。アトレティック、バルセロナ、バレンシアでプレーしたスビサレッタの16セーブは、1部リーグでの17年に及ぶ長いキャリアの中で放たれた102本のPKの中で生まれた数字であり、その阻止率は15.68%です。一方のアウヴェスは、スペインでの8年間のキャリアにおいて37本のPKのうち16本を止めており、阻止率43.2%という驚異的な数字をたたき出しています。
今季のアウヴェスはリーグ戦で8度のPKに遭遇しています。そのうちゴールを許したのは第3節エスパニョール戦のセルヒオ・ガルシア、第17節マドリー戦のロナウド、第20節セビージャ戦のバッカ、第24節コルドバ戦のギラスの4本で、止めたのは第7節アトレティコ戦のシケイラ、第18節セルタ戦のオレジャナ、第20節セビージャ戦のバッカ、前節のロナウドで4本です。また、アウヴェスがロナウドのPKを止めたのは2010年に続いて今回が2度目となります。
リーガ以外のコンペティションも含めると、アウヴェスは40本のPKのうち19本を止めています。つまり、リーグ戦以外では3本のPK全てを止めている事になります。その3本は国王杯:バルセロナ戦のでメッシ、チャンピオンズリーグ:バイエルン・ミュンヘン戦のマンジュキッチ、ヨーロッパリーグ:ルドゴレツ戦のベジャクとなっています。