UN Womenとパートナーシップ契約
クラブは、UN Women (ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)と来季から4年間のパートナーシップ契約を結んだ事を公式に発表しました。
UN Womenとは、ジェンダー問題事務総長特別顧問室(OSAGI)、女性の地位向上部(DAW)、国連婦人開発基金(UNIFEM)、国際婦人調査訓練研修所(INSTRAW)の4機関を統合し、2011年1月に発足した国連の組織です。女性の地位向上に向けた活動を支援する役割を果たしています。
国連機関とのパートナーシップ契約は、ピーター・リム氏がオーナー就任当初から望んでいたものです。このシンガポール人は、バルセロナとユニセフの関係のように、クラブのイメージアップとなるような世界的に影響力のある組織のロゴを無償でバレンシアのユニフォームに付ける事を望んでいました。そのため、この契約でバレンシアにスポンサー料などの収益が入る事はありません。クラブがアンバサダーとなり同組織のPR活動に努める事になります。
また、クラブは別の企業とメインスポンサー契約を結ぶための交渉に入っており(チャンピオンズリーグに出場できるか否かで状況は変わるでしょう)、UN Womenのロゴはユニフォームの胸ではない場所に入る事になりそうです。
この契約合意により、バレンシアは2006年のバルセロナ(ユニセフと契約)、2011年のマラガ(ユネスコと契約)に続いて、国連機関とパートナーシップ契約をしたスペインで3番目のクラブとなります。
プレゼンテーションは5月26日にニューヨークで行われます。チャン・レイフン会長、アマデオ・サルボCEO、バレンシアのアンバサダーを務めるマリオ・ケンペス、そしてトップチームの全選手が参加する予定との事です。