膝の前十字靭帯の負傷により3試合欠場しているパコ・アルカセルの公式会見です。次節：アトレティコ戦での復帰が濃厚とみられています。

──膝のケガの状態について
「リハビリは順調に進んでいます。既に全体練習にも合流しています。膝の状態は現時点では100％の状態とは言えませんが、日に日に良くなっています。週末までにどれだけ回復するかを見ていくことになりますね」

──次節：アトレティコ戦について
「僕らが戦う相手は2部から昇格してきたばかりのチームではなく、昨季のリーグチャンピオンです。きっと僕らを困難な状態に追いこんでくる事でしょう。ビセンテ・カルデロンでは自分たちの力を最大限に発揮しなければなりません。僕らが有利なわけではありませんが、アウェーで勝点3を獲りたいと思っています」

──上位陣との勝点差が小さくなってきた事について
「僕らはタイトルを獲得できるかもしれない、という期待や妄想とは距離を置いています。目標はあくまでチャンピオンズリーグに出場する事ですからね。でももし残り5節の時点で、勝点5～6差以内に付けていれば、僕らにもタイトル獲得の可能性があるかもしれません」

──レギュラー奪還に向けて
「ここ最近の数試合では運が悪く、ケガで出られませんでした。ピッチでの居場所を取り戻すためには、ハードワークをこなす必要があります。監督はその時点で最高の11人をピッチに送り出しますが、自分の隣に居るチームメイトたちを見れば、バレンシアでポジションを手にする事が簡単でない事は明らかです」

──5位のセビージャを大きく引き離した事について
「今の勝点差が大きいかどうかは、シーズンが終わり、順位が確定した時にわかるものだと思います。基本的に僕らは次の試合だけを見ています。もし僕らがもっと先の事を見ようとしたら、悪い結果に教われる事になるでしょう」

──アトレティコ戦の行方について
「どちらのチームも非常にプレー強度が強いチームですし、接戦になると思います。最後の数メートルでより正確なプレーをした方に軍配が上がるでしょう」

──「強豪相手にアウェーで引き分けたら充分」という意見について
「最も重要な事は勝者のメンタリティを持って戦う事です。そして試合の展開によっては引き分けが良い結果にも悪い結果にもなり得ます。もし前半5分で僕らに退場者が出てしまった場合、引き分けは良い結果と言えるでしょう。そしてもし逆の事が起きた場合、引き分けではダメです。僕らは絶対に勝たなければいけません」

──アトレティコのファンフランが「勝ちに行く」と発言している事について
「彼らが勝ちたいというのは当然ですし、僕らも同じ気持ちです。彼らはホームで戦えるというアドバンテージがあります。僕らはここ最近の試合でそうだったように、がむしゃらにプレーしてそのアドバンテージを消さなくてはなりません」

──今季のバレンシアの得点者がリーグで最もばらけている事(14選手)について
「2列目の選手たちがゴールを量産している事は良い傾向だと思います。今季は僕を含めたFW陣がその役目を果たせていない事は確かです。でも、ピッチ上でのハードワークを通じて、チームにダイナミクスをもたらす事は出来ていると思っています。あとはゴールへ繋がるよう働き続けるだけです」