ピーター・リム氏の会社メリトン・ホールディングスがクラブ買収が完了した事を受けて、ロドリゴとアンドレ・ゴメスの両選手が正式にバレンシアの選手となりました。ポルトガルのRecord誌が報じています。

今季バレンシアに加入したこの2人の選手については、メリトン社が保有権を持っていましたが、同社のバレンシア買収交渉がまとまっていなかったため、今季ここまでは前所属チームであるベンフィカからのレンタル契約という扱いとなっていました。

しかし、メリトンがバンキアとの交渉に決着をつけて正式にバレンシア買収を決めた事で、バレンシアの最大株主と2選手の保有権の所持者がメリトン社となるため、メリトンは2選手をレンタル契約ではなく正式にバレンシアの選手として組み込む事が出来るようになりました。

メリトン社は、ロドリゴの保有権を3000万ユーロで、またアンドレ・ゴメスの保有権を1500万ユーロでベンフィカから購入していますが、今回バレンシアは両選手の保有権についての支払いは発生しません。しかし、ロドリゴについてはインセンティブで1000万ユーロ、アンドレ・ゴメスについては将来の移籍時に発生する違約金の25％をベンフィカに支払うという条項が、メリトンがベンフィカから両選手を購入する際にそれぞれ加えられており、この支払いが発生する場合は、バレンシアの負担となります。