フラン・ビジャルバと契約延長
クラブは昨季カデテAでプレーしたスペインU-17代表MFフラン・ビジャルバ(16)と4年間の契約延長で合意しました。
ビジャルバに対してはリヴァプールが、昨季のペドロ・チリベジャのケースと同様にバレンシアからの強奪を画策していました。実際にこのイングランドのクラブは数週間前に、スポーツディレクターのフランシスコ・ルフェテいわく「スポーツ的にも経済的にも眩暈がするようなオファー」をこのカンテラの至宝に提示してきましたが、クラブは即座に契約延長のオファーを用意し、バレンシアに留まるようビジャルバの説得を続けました。
一年前のチリベジャの説得は失敗しましたが、今回はこの教訓が生かされたと言って良いでしょう。昨季のバレンシアのカンテラ全カテゴリーの中で最も輝いた選手のひとりであるビジャルバの説得に成功し、契約延長に合意できた事についてルフェテは興奮を隠そうとしませんでした。
彼がバレンシアでキャリアを続ける事はクラブのモデルとカンテラの哲学の勝利を意味します。クラブが彼に提示したオファーは彼を満足させ、彼にカンテラでキャリアを続けていく決断をさせるものでした。ビジャルバは今季飛び級でルベン・バラハ監督の指揮するフベニールAでプレーする事になるでしょう。
既にスペインU-17代表に招集されている彼の名前は、順調にいけば2~3年で全てのバレンシアニスタに知れ渡る事となるでしょう。中盤のあらゆるポジションでエレガントなプレーを披露し、正確なキックと高い得点力、加えて強いキャプテンシーをも備える彼のピッチでの姿は、ガイスカ・メンディエタを彷彿とさせます。
関連記事
フラン・ビジャルバ(プロフィール)