さよならピッツィ監督、新監督はヌーノ・エスピーリト
クラブはファン・アントニオ・ピッツィ監督の解任と、昨季ポルトガルリーグのリオ・アヴェを指揮していたヌーノ・エスピーリト新監督(40)の就任を公式発表しました。
これにより、クラブはピッツィ監督に残り契約年数(1年)分の給与150万ユーロを支払う事になります。
ピッツィ監督の解任についてクラブは、公式サイトで「クラブ買収のプロセスとは関係は無く、スポーツプロジェクトの将来に安定をもたらすために取締役会で決定した」と発表しており、ピーター・リム&ジョルジュ・メンデスの意向による解任ではない事を強調しています。
しかし、リム氏のオーナー就任が決まる前の段階で、サルボ会長とルフェテSDがピッツィ続投を明言していた事を忘れてはいけません。昨季リオ・アヴェをカップ戦で躍進させたとはいえ、今季が監督経験3年目でビッグタイトルの獲得実績が無いヌーノ新監督に、"新オーナーのコネによる就任"という評価がついてしまうのは致し方ないところでしょう。事実、スーペルデポルテのアンケートでは、約8割がヌーノの就任を歓迎しないと回答しており、厳しい船出となるのは間違いありません。
ヌーノ新監督の契約は1年間で、今季UEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得できた場合に1年延長のオプションが発生するとの事です。また、彼はクラブの95年の歴史において初めてのポルトガル人監督となります。
現地時間で本日12時よりパテルナ練習場にて、サルボ会長によるクラブ買収プロセスの現状報告会見の後にプレゼンテーションが行われます。そして、新シーズン始動となる7日(月)がバレンシアでの仕事初めとなります。