今季アトレティコの一員としてリーグ優勝と、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝に貢献した元バレンシアのダビド・ビジャが、アメリカMLSの新設クラブ、ニューヨーク・シティと3年契約を結びました。ついにスペイン代表史上最高のストライカーがリーガ・エスパニョーラを離れる事になります。

マンチェスター・シティとニューヨーク・ヤンキースが共同で立ち上げたこの新設クラブにとって、ビジャは最初に獲得した選手となります。春秋制を採用しているMLSは現在2014シーズンの最中であり、彼らは2015シーズンから参加する予定となっています。

ビジャはアメリカでの新たな挑戦を始めるにあたり、次のように語りました。

「僕はキャリアを通じて常に新しい目標を成し遂げる事を自分自身に課してきました。今回彼らから提示されたプロジェクトとオファーは、僕と僕の家族にとって真新しく非常に重要なものであり、決して断る事の出来ない物でした。僕は自分のプレー、ハードワーク、ゴールを通じてMLSの成長をサポートしたいと思っています。同時に、ニューヨーク・シティをMLSのベストチームにするサポートをしたいと思っています」

2度のリーグ優勝をはじめ、国王杯、スーペルコパ、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップと国内外のあらゆるタイトルを勝ち取ったバルセロナでの3シーズンの後、ビジャはアトレティコに加入しました。リーグ戦36試合に出場して13ゴールという充分な働きを見せて、チームの18年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。また、この32歳のストライカーは今季のチャンピオンズリーグでも7試合に出場し、悲劇に終わったレアル・マドリーとの決勝戦までチームを導きました。

ビジャは、アトレティコを退団するにあたってロヒブランコのチームとファンに感謝の言葉を述べました。

「僕がアトレティコに留まる事を望んでくれたチョロ(シメオネ監督)、エンリケ・セレーソ会長、マネージングディレクターのヒル・マリン、そしてファンの皆さんに感謝したいと思います。アトレティコのロッカールームには素晴らしい家族のようなチームがありました。僕はそのクラブとファンとの素晴らしい関係を心から楽しむ事が出来ました。今季のアトレティコが成し遂げた事は、僕がこのクラブに来た時に期待していたあらゆる事を超えたものであり、僕にとって非常にポジティブな経験でした。ファンの皆さんが長い間待ち望んでいたビッグタイトルを獲得し、チームに貢献できた事を幸せに思います。今季の想い出は僕の人生に永遠に残り続けるでしょう」